環境保全型農業による新ブランド「磐梯さとやまの慧み」誕生 福島県磐梯町2021年6月7日
福島県磐梯町は、未来のための環境保全型農業にこだわったSDGsな新ブランド「磐梯さとやまの慧(めぐ)み」を立ち上げた。栽培技術「BLOF(ブロフ)理論」のもと作られる作物で、商品開発には生産や流通、食育、地産地消など幅広い知見を持つ関係者が携わり、磐梯町の魅力を活かしたブランドに育てていく。今夏からトマト、米、リンゴなどの販売を始め、様々な品目のシリーズ化に取り組む。
「磐梯さとやまの慧み」のブランド事業で生産されているトマト
会津盆地の北東部にあり磐梯山を間近に控える磐梯町は、2018年から環境保全型農業の推進をスタート。環境保全型農業は、理論的なデータが少ないため、短期間で結果があらわれにくく、手間がかかる栽培方法だが、福島県は、環境保全型農業を推進していることから、県の実証で得られた栽培技術を積極的に取り入れた。さらに、町の自然環境に適した栽培方法を確立するため、科学的・理論的に証明可能な栽培技術「BLOF理論」を提唱する、株式会社ジャパンバイオファームの協力を得て、2016年から「BLOF理論」による試験栽培を開始。3年間の試験栽培成果を経て、安定した技術の習得による農産物の生産が可能となった。
新ブランド「磐梯さとやまの慧み」の作物は、自然界の法則に従った作物生理に基づく科学的理解と、化学的根拠である土壌分析・施肥設計に基づく栽培技術で、生態調和型農業理論「BLOF(Bio Logical Farming)理論」で栽培。この技術は、作物本来の力を取り戻す農法のため、えぐみを感じる「硝酸態窒素」が減少し、「抗酸化力」、「ビタミンC」、「糖度」が高まるため、従来の作物よりも栄養価が高く、作物本来の旨みを感じられる。
磐梯町のブランド事業で生産された作物は、日本有機農業普及協会が開催する栄養価コンテストで、2020年にはトマト、2021年にはりんごがそれぞれ「最優秀賞」を受賞した。
同ブランドには、地元生産者、福島県、農業委員会、JA会津よつばをはじめ、食育にかかわる栄養教諭や地元特産品を取扱う道の駅などが参加。生産や流通、食育、地産地消など幅広い知見から、磐梯町の魅力を活かしている。2021年春にはブランドロゴが決まり、磐梯山、水、土、太陽と磐梯町の豊かな自然を表現したデザインとなった。
今後は、夏からトマト、米、リンゴなどの販売をスタートし、今後も様々な品目のシリーズ化に取組む予定。子ども達に地産地消で安全な作物を食べてもらうために学校給食への積極的な活用や、町外の方に町の魅力を知ってもらうためにふるさと納税の返礼品として設定することなどを検討している。
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