経口摂取したヒアルロン酸が皮膚で作用する仕組みを解明 キユーピー2021年6月11日
キユーピーは、経口摂取したヒアルロン酸が大腸の腸内細菌によって分解され、吸収されて皮膚で作用する一連の仕組みを解明。この研究成果について、6月14日、15日に開かれる国際ヒアルロン酸学会で発表する。
経口摂取されたヒアルロン酸が分解、吸収、肌で作用する仕組み
ヒアルロン酸は、経口摂取で、皮膚水分の増加やしわが改善することが報告されているが、経口摂取後、どのように吸収され作用するのか、そのメカニズムはほとんど知られていなかった。
同社と神戸大学との共同研究により、「ヒト腸内細菌叢モデル(KUHIMM)」を用いて、ヒト腸内細菌によるヒアルロン酸の分解を調べたところ、経口摂取したヒアルロン酸は胃液や小腸の消化酵素では分解されず、大腸の腸内細菌によって分解されることが分かり、ヒアルロン酸を分解する腸内細菌を特定した。また、成分を同定、定量する機器LC-MS/MSで分析した結果、分解された低分子ヒアルロン酸が吸収されて皮膚に到達することが明らかになった。このほか、三次元皮膚モデルを用いた試験で、コラーゲン代謝(真皮におけるコラーゲン分解と合成)を活性化することも分かった。
同社は、30年以上にわたるヒアルロン酸の研究開発の実績を持ち、その販売量は国内第一位(2021年富士経済調べ)。BtoBを中心に、食品・医薬品・化粧品の原料として幅広く展開している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
適用拡大情報 殺虫剤「ロムダンフロアブル」 日本曹達2025年12月25日 -
水稲用一発処理除草剤「トリニティジャンボ」を上市 3剤型体制を構築 石原バイオサイエンス2025年12月25日 -
無コーティング種子湛水直播で業務用米生産を効率化 成果を公表 生研支援センター2025年12月25日 -
地域農業を支える情報インフラ開始「唐沢農機サービス通信」発刊2025年12月25日 -
食品関連事業者と消費者が交流「きょうと食の安心・安全フォーラム」開催 京都府2025年12月25日 -
障害者雇用推進 多様な支援の形を模索 事例検討会を開催 パルシステム神奈川2025年12月25日 -
自律走行AIロボット「Adam」オーストラリア市場へ展開 輝翠2025年12月25日 -
山形県米沢市「年の瀬市」米沢魚市場で27日に開催2025年12月25日 -
韓国の生協と味の文化交流 鶏肉の旨みたっぷり「参鶏湯」が新登場 生活クラブ2025年12月25日 -
コープ共済連「第104回 全国高校サッカー選手権大会」に協賛2025年12月25日 -
ケイトウ「フランマ」シリーズ 営利生産者向け種子を発売 サカタのタネ2025年12月25日 -
JA大井川(静岡県)と協業に向けて協議開始 コメリ2025年12月25日 -
JAアクセラレーター第7期成果発表会「こどもふるさと便」の取り組み発表 ネッスー2025年12月25日 -
「雑穀エキスパート講座」開講20年で全面オンライン化 日本雑穀協会2025年12月25日 -
農機具王「SHIKI FARMERS CLUB」と協業 肥料と農機を適正価格で提供2025年12月25日 -
新米の販売数量 前年比7.5万t減 売れ行き鈍る2025年12月24日 -
「旧姓使用の法制化」が仕掛ける罠【小松泰信・地方の眼力】2025年12月24日


































