マッシュルームの市場規模 2026年に520億米ドル到達予測2021年6月14日
株式会社グローバルインフォメーションは6月9日、市場調査レポート「世界のキノコ市場:タイプ別、形態別、流通チャネル別、エンドユーザー別、地域別の見通し、業界分析レポートおよび予測(2020~2026年)」(KBV Research)を発売した。
マッシュルームの市場規模は、2020~2026年に年(CAGR)12.4%で成長し、2026年には520億米ドルに達すると予測。マッシュルーム市場の成長は、カフェテリア、スーパーマーケット、レストラン、ホテルでの商業的消費の増加に牽引されている。
市場の成長を促進しているその他の要因としては、ヴィーガン料理の採用に向けた顧客の嗜好の変化と、肉代替品としての需要の高まりが挙げられる。菜食主義者の増加に伴い、肉の代替品に対する需要が高まっており、その結果、高タンパクなボタンやシイタケが人気を博している。
消費者の加工食品に対する嗜好の変化も、今後の市場を活性化させる大きな要因の一つだが、保存期間が短いことが、市場の成長を妨げる要因となる。また、きのこ栽培は労働集約的な技術であり、それに伴う運営コストが高いことも、今後の市場の成長を妨げる要因となる可能性がある。
タイプ別の見通し
市場はタイプ別に、ヒラタケ、シイタケ、ボタン、その他のタイプに分けられる。これらの中で、2019年にはボタンマッシュルームが最も高い収益シェアを獲得し、今後もこの傾向を維持すると考えられる。ボタンマッシュルームは、世界中で最も消費されているマッシュルームの一種で、消費者に様々な健康上のメリットをもたらす。この高いシェアは、他の種類のマッシュルームと比較して低価格で入手できることに加え、がん予防の研究開発に、白いボタンマッシュルームが採用されていることによるものと考えられる。
形状別の見通し
市場は形態によって、生鮮きのこと加工きのこに分けられる。2019年はフレッシュマッシュルームが最も高い収益シェアを獲得し、今後もこの優位性を維持すると考えられる。これは、世界各地、特に米国などの先進国で生鮮マッシュルームの需要が高いことに起因。化学物質や防腐剤を添加しない健康的な食品への需要の高まりが、生鮮マッシュルームの需要を押し上げている。
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