「林業×サバゲー」栃木県壬生町に森林フィールド構築 BE FORESTER2021年6月25日
株式会社フォレストーリーは、森林整備や造林の一翼を担う事業「BE FORESTER」を始動。栃木県壬生町にある広大な森林をサバゲーフィールドに構築し、林業の復興と森林保全、地方創生をめざす。7月18日にはサバイバルゲームイベントの開催を予定している。
同事業は、林野庁主催のアクセラ優勝チーム「BE FORESTER」が主催。山林所有者から山林を借り、サバゲーフィールドの運営から得た参加料の一部を山林所有者や地域に還元するサスティナブルな事業で、林業の専門家が森林整備のコンサルティングまで行う。
20年ほど前までのサバイバルゲームは、山林を自分たちで開拓してフィールドを作り、サバゲーをするのが一般的だが、その後サバゲーブームが到来し、企業などの参入などで人工物の有料フィールドが次々にできた。今では昔のように山林を簡単に使うことができなくなり、自然の中でのサバゲーの機会は極端に減っている。
「BE FORESTER」は、自然を最大限に活かした他にはない森林フィールドをサバゲ―ファンに提供。枯損木や劣性木を伐倒し、枝葉を用いてバリケードを作り、窪地やブッシュを活かしたフィールド作りをしている。過去2回の参加者からは、「懐かしい」「ここでしかできないゲーム内容」「自然を五感で感じた」など好評だった。また、サバゲーフィールドでは初めての保険加入を必須とし参加者には最低限の安心を提供する。
森林は、祖先が木を植え、守ってきた大切な財産だが、森林の経済的価値が低下するいま、手入れが及ばず山が荒れ、森林の公益的機能が危ぶまれている。こうした課題を解決するには林業の復興が不可欠。同社は、森林をサバゲ―フィールドとして活用することで、材木販売以外で利益を生み、人が山に入ることで林業を知ることになり、「経済的問題の解決」と「知名度の向上」が林業復興のカギになると考えている。
現在、森林フィールドがある栃木県壬生町では、町を挙げて協力体制にあり、同町の広報や回覧板でイベント周知を行っている。「BE FORESTER」のイベントを開催することで、田舎の町に人が来て飲食店や宿泊施設などを利用することで地域活性化にも繋がる。
なお、7月18日に同町で開かれるイベント「原野林サバイバルゲーム」への応募は「BE FORESTER」の応募フォームから。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日