関東で唯一の岩牡蠣外洋養殖 真鶴の岩ガキ「鶴宝」100セット限定販売2021年6月29日
神奈川県・真鶴町の地方創生施策の一環として、「真鶴岩沖岩牡蠣完全外洋養殖プロジェクト」に取り組む株式会社岩ガキBASEは、関東で唯一の岩牡蠣外洋養殖で育った旬の岩ガキ「鶴宝」の出荷を5月に開始。100セットを限定販売している。
小ぶりだがしっかり味の詰まった「鶴宝」
2015年から6年の準備期間を経て今年が初年度となる「鶴宝」の出荷は、5万個限定。当初は、真鶴町と周辺地域を中心に観光客などに真鶴の海の香りを感じながら提供することを予定していたが、新型コロナウイルスの影響もあり、初出荷記念として100セットを特別価格でオンライン販売している。10個、25個、35個入りの3種類でいずれも送料無料。食べ方説明書、軍手、牡蠣ナイフ付きで届く。
同取り組みは、漁師町として栄えてきた真鶴町の地形や環境が、岩牡蠣養殖にも適しているということが分かり、2015年から開始。5月に行われた真鶴町民への試食会では、「程よい塩味でプリプリとした食感の良さ、さっぱりとしているので思ったより数を食べてしまう」など好評だった。
相模湾の西に位置する真鶴の外洋には、プランクトンが豊富で、いきなり深くなる「ドン深」の海や海流に加え、魚つき保安林の「お林」から海に流れ出る湧き水により、魚貝類の生育によい環境が整っている。真鶴町の松本一彦町長は、初出荷にあたり「関東で唯一の完全外洋での岩牡蠣養殖事業で、真鶴町の新たな産業・雇用・名物になるよう、『岩のいわがき鶴宝』を日本中に、また世界に発信して行きたい」と期待を寄せている。「鶴宝」は真鶴町の地域おこし運動として、真鶴町内で12店舗、近隣の湯河原町や小田原市を含めると約30店舗が取り扱っている。
初出荷を迎えた「鶴宝」を手にする松本町長(左から二人目)、岩ガキBASEの皆木代表(同三人目)とプロジェクトのメンバー
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