果樹農家の経営課題の解決へ 資金調達でIoT事業化を加速 ファミリーツリー2021年7月8日
果樹園のマイクロオーナーになって食育や農業体験ができるサービスを通じ、果樹農家の経営課題の解決に取り組むスタートアップ、ファミリーツリー株式会社は、AI専門家の島本佳紀氏から資金調達を実施。加えて、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で1950万円の資金を調達した。
島本氏はSDGs(水問題)×AIのAnyTech株式会社(東京都文京区)の創業者で、AIを使った水質判定ツール「DeepLiquid」の開発者。Beyond Next Venturesなど複数の技術系アクセラレーターのメンターを兼任し、自身の研究や起業、セールスの経験を活かし、SDGsやDeepTechをテーマにした事業に積極的にエンジェル投資を行ない、アドバイザーも務めている。現在、マイクロオーナーサービスを軸に、農業のIoT化を推進するファミリーツリーは、AI専門家の島本氏を迎えることで、事業化を加速させ、便利で革新的なサービスの提供をめざす。
島本氏は「旧来個々で行われていたマイクロオーナーをデジタルによりプラットフォーム化して新しい市場を創ることは、Uber・Airbnb・メルカリを代表とするシェアリングエコノミーの世界の潮流に合致しており、農業という大きな産業の中でもこの角度からの市場参入に大きな可能性を感じている。ファミリーツリーの事業仮説と起業家としてのポテンシャルに感銘を受け、出資を決めた」とコメントしている
さらに、同社は5月6日から、オーナー同士が果物を交換できる二次流通コミュニティの構築を開始。農家や地域との繋がりを生かした観光や移住への事業拡大等をめざし、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで支援を募集したところ、1950万の資金調達に成功し、サービスのさらなる成長と農業のIoT化を推進する。
また、同社は山梨県産極上マスカットのオーナーになれるクラウドファンディングをMakuakeで6月30日から開始。今回のプロジェクト「【マスカットオーナー×山梨フルーツ】果物王国から届ける完熟フルーツと濃厚ジュース」は、山梨市牧丘地域の農家と共に始める取り組みで、品質への強いこだわりをもった農家がつくるぶどうを通して、土地の魅力を多くの人へ伝える。
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