キノコの女王「キヌガサタケ」のフレーバー商品販売開始 ハルカ社2021年7月20日
循環型農林業プランナーの清流日本(京都市下京区)と有機JAS菌床キノコメーカー、ハルカインターナショナル(岐阜県郡上市)は、日本で初めて商用人工栽培に成功したキヌガサタケから抽出したフレーバー商品「クイーンフレーバー」を開発。限定100個を通販サイト「きのこな時間」で7月20日から販売する。
世界初、キヌガサタケのフレーバーとキクラゲジェル入りコンフィ
ハルカインターナショナルは2018年、日本で初めて希少種のキヌガサタケの商用人工栽培に成功し、毎年夏季に栽培している。「クイーンフレーバー」(30ml入・1760円、税込)は、キヌガサタケの乾燥品から香気成分を濃縮、抽出。蒸留水による作業工程は京都祇園の薬草酒バー「喫酒幾星」の協力を得て商品化した。
高級中国料理やフランス料理などの食材として知られるキヌガサタケは、楊貴妃が愛した高級食材として伝えられ、その特色の一つに独特の香りがある。開発した商品は香気成分を含む蒸留水で、テスター紙などに噴霧して香りを楽しめ、飲用や食材利用はできない。
事前に試行品でフレーバーに関する感想を集めたところ、十人十色の印象。これは誰もが初めて嗅ぐ匂いによるためで、コロナ禍で新たな記憶と新たなイマジネーションを想起させる香りになればと開発した。薬草酒バー「喫酒幾星」では別途、蒸留したキヌガサタケのフレーバーを使ったドリンクカクテルを楽しめる。
また、通販サイト「きのこな時間」では、ハルカ社で今夏、栽培するキヌガサタケについて8月初旬から「ステイホームで楽しむキノコの女王栽培鑑賞セット」を販売。キヌガサタケが発生する直前の幼菌で、家庭や自宅でキヌガサタケの発生を楽しみ、食材にできる。販売期間は9月中旬まで。5個セット6000円(税込、送料別)の販売を予定。
キヌガサタケは、自然界で発生する個体と同様、短時間で驚異の生長と優雅な姿を見せるのが特色。生長後の劣化も早いため、ハルカ社では子実体が発生した直後から収穫をして乾燥保存させている。今夏は新たな取り組みとして、脱酸素剤など鮮度保持剤を使って、キヌガサタケの鮮度保持が可能か試行作業を実施。短期間でも鮮度保持が確認できれば8月初旬から通販サイト「きのこな時間」で試行販売する。生鮮のキヌガサタケの特色は、真っ白な外観で、歯ざわりの良い歯応えと独特の香り。湯通ししてサラダに和えたり、冷製スープの食材など幅広く活用できる。
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