社員の農業を支援 福利厚生で「お米の購入補助」開始 日本メディック2021年10月14日
健康機器を企画・開発する日本メディックは10月9日、新たな福利厚生として米の購入補助制度をスタート。長野県木島平に本社・工場を置くグループ会社の相生電子で勤務しながら家業の農業に携わる従業員から直接米を購入し、希望する同社従業員に販売。その費用の一部を同社が負担する仕組みを構築した。
同社の主力商品である業務用マッサージチェア「あんま王」シリーズの製造を手がける相生電子がある長野県の木島平は、国内でも有数の米どころだが、高齢化が進み、将来的に相生電子の現地での人材採用も難航することが懸念される。従業員の中には、家業として農業を営む社員も多く、彼らは、同社にとって大事な人材。同時に農業の人材育成・跡継ぎ不足などの問題にも直面する地域にとっても貴重な財産といえる。
今回、始めた福利厚生制度では、同社従業員が安く米を購入できるほか、相生電子の従業員の農業収益アップが地域経済の活性化の一助となる。また、将来的に木島平の相生電子での人材確保にも繋がることが期待され、今後は野菜などの他の農作物でも、同様の取り組みを検討している。
木島平の特別栽培米は、米のオリンピックと言われる「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で10年連続金賞を受賞するなど、米の優良産地として知られる。同社従業員にとっては、これを、一般的な市販の米よりも割安な価格で購入できることは従業員にとって大きな魅力。初回販売では全社員が希望購入するほど、好評を得た。
また、グループ会社で農業とのダブルワークを行う従業員は、今回の制度により、同社が新たな直接販売先となることで収益増加につながった。このほか、高齢化の進む木島平での経済の活性化や、当地のグループ会社においては将来的な地域人材の確保にも期待できる。
米の福利厚生によるグループ会社、木島平、当社のメリット
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