食品ロス削減に取り組む学校給食のヒミツ 都内小学校で特別授業実施 葉隠勇進2021年10月21日
葉隠勇進は9月17日、学校給食を受託する東京都港区の小学校で実施する3年生の総合学習に招かれ、「SDGsと給食」をテーマに特別授業を実施。SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の達成を目標に掲げる同社の食品ロスの削減につながる取り組みについて伝えた。
港区の小学校で行われた特別授業の様子
食品ロス削減の取り組みは、国連が2030年までによりよい世界を目指すために掲げる行動目標「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に大きく関わる。今回の小学3年生のクラスでは、総合学習の時間で、毎日食べている「給食」に焦点を当ててSDGsを考えることになり、同校の給食を調理する葉隠勇進が、依頼を受け、独自のSDGsにつながる取り組みを授業で紹介した。
食品ロス削減で最も大切なことは、食材を大切に使い切り、残さずに食べること。授業では、同社が給食調理の際に、食材を余すところなく使うために実施している無駄のない切り方や、野菜の皮をスプーンで剥くなどの取り組みを紹介した。また、児童が完食できるように、おいしく盛り付ける工夫や、食べやすい味付けをするなどの工夫も伝えた。
児童らは給食が、とても食材を大切にしながら、完食できるように考えられて作られていることを知り、「調理や下処理に興味が湧いてきたので調べてみたい」「いつも食べている給食のことを知って、これからも残さずに食べていきたい」と感想を述べた。また、担任の先生からは、「今回はとても勉強になった。元々子どもたちは給食には強い興味を持っていたが、特別授業の後、給食の作り方や野菜の下処理の方法について自発的に調べたいと言ってきた子もいて、SDGsに関心を持つ大きなきっかけになった」と話した。
特別授業の同社担当者は「食品ロスを減らすことは、健康な食習慣や栄養バランス、食の安全・安心、調理方法、食文化など幅広い分野に関する食育の中でも、重要なテーマ。今回の特別授業を通じて、児童がSDGsと給食の取り組みに興味を持ってくれたことが大変うれしかった。これからも社員一丸となり、『大切な人のために作る愛情いっぱいの調理とサービス』を届けていきたいと強く感じた」と話している。
最新の記事
-
シンとんぼ(61) 食の安全とは(19)毒性試験最後の代謝試験2023年9月23日
-
みどり戦略に対応した防除戦略(11)1作期を通じたのリスク換算量【防除学習帖】 第217回2023年9月23日
-
有機質資材を活用した施肥(36)有機質資材利用の基本【今さら聞けない営農情報】第217回2023年9月23日
-
インボイス制度開始迫る 影響未知数 現場JAの声を聞く2023年9月22日
-
【注意報】豆類に吸実性カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 京都府2023年9月22日
-
(350)単位と勉強時間【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2023年9月22日
-
極早生みかん「早味かんフェア」福岡みのりカフェで開催 JA全農2023年9月22日
-
【みどり戦略】マニュアスプレッダとラジコン草刈機の普及拡大 アテックス2023年9月22日
-
札幌近郊農畜産物の消費拡大を応援 JAさっぽろ【ほっとピックアップ・JAの広報誌から】2023年9月22日
-
【みどり戦略】炭素固定と土づくりを両立する"高機能バイオ炭" TOWING2023年9月22日
-
生成AI/GPT活用により、新規用途の発見数が倍増 三井化学2023年9月22日
-
【人事異動】クボタ(10月1日付)2023年9月22日
-
新規就農者 7割が農業規模の拡大めざす 農業経営実態アンケート 産直アウル2023年9月22日
-
滋賀県で新規就農「ミニトマト農業体験@平和堂ファーム」参加者募集 平和堂2023年9月22日
-
鶏卵生産のCO2排出量削減へ 農林中金、アスエネと取り組み開始 八千代ポートリー2023年9月22日
-
【みどり戦略】土壌データ等に基づく「自動潅水施肥装置」の普及拡大 ルートレック・ネットワークス2023年9月22日
-
【人事異動】全国農業会議所(10月1日付)2023年9月22日
-
米・米粉消費拡大推進 「米粉料理を作って豪華景品を当てよう」キャンペーン開始2023年9月22日
-
農林水産省「ペレット堆肥の広域流通促進モデル実証」に採択 ユーグレナ2023年9月22日
-
農業事業に本格参入 ドローン農薬散布のAvirtech社から事業譲受 テラドローン2023年9月22日