日本製紙と三井化学 農業用資材にも使用可能なバイオコンポジットの開発について連携開始2022年9月13日
日本製紙株式会社と三井化学株式会社は、木質バイオマス素材である「セルロースパウダー」を高配合した新規バイオコンポジットの開発について連携を開始する。今後は農業用資材を始め、日用品、容器、建材、家電製品、自動車部材など、幅広い分野への展開を目指し、製品開発と早期の市場投入を目指す。
セルロースパウダー・新規バイオコンポジット
新規バイオコンポジットは、木質バイオマス素材である「セルロースパウダー」を主原料とし、樹脂と同様の成形性を付与した複合素材。木質バイオマスを主原料とするため、通常の石油化学樹脂に比べて化石燃料由来のバージン材の使用量を削減することが出来るため、温室効果ガスの排出量削減に寄与できる新しい材料。
日本製紙は、これまで培ってきたセルロースパウダー製造技術を活用し、成形性に優れたバイオコンポジットを開発してきた。今後、日本製紙は、多様なパルプ製造技術に裏打ちされたセルロースパウダー製造技術を基に、安定した高品質なセルロースパウダーを三井化学に提供する。三井化学は、日本製紙から提供されるセルロースパウダーと、三井化学グループが培ったコンパウンド技術を組み合わせ、セルロースパウダーを高配合しつつも、強度や加工性に優れた新規バイオコンポジットの開発を目指す。また、従来の自社コンパウンド樹脂の販売ネットワークを利用して、顧客へのサンプルワークを進める。
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