「タオルを贈る運動」酪農産地へ贈るタオルを募集 パルシステム2023年1月12日
パルシステム連合会は、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」として、家庭に眠る未使用タオルを1月20日まで募集中。集まったタオルは酪農生産者へのメッセージとともに贈られ、搾乳前に乳房をぬぐう作業など酪農生産の現場で役立てられる。

パルシステム連合会は1985年から、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」に取り組んでいる。酪農生産者は搾乳の際に、牛の乳房の清拭や牛舎や搾乳機械の清掃など大量のタオルを使用。一方、パルシステム利用者の家には贈答品など保管したままのタオルが少なくない。そこで、家庭に眠るタオルという"未利用資源"を牛乳の産直産地に送り、良質な生乳生産に生かそうと呼びかけ、生協の宅配による物流網を活用してタオルを回収している。
パルシステムの利用者から寄せられたタオルとメッセージは、北海道「こんせん72牛乳」、埼玉県・茨城県「酪農家の牛乳」、埼玉県「酪農家の低脂肪牛乳」、岩手県「いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳」の4つの牛乳の産直産地へ寄贈される。
2021年度は6万6044枚のタオルと3849通のメッセージが贈られ、これまでに寄贈したタオルの累計枚数は、約259万枚となった。37回目を迎える今回は、1月9日に募集を始め、20日まで配送の際にタオルとメッセージを回収する。
4つの牛乳の産直産地タオルを寄贈する
パルシステムの牛乳は、生乳本来の風味を生かすため、72~75℃(HTST製法)または65℃(LTLT製法)と低い温度で時間をかけて殺菌するパスチャライズド製法を採用。こうした牛乳を製造するには、細菌数の少ない生乳が必要となる。パルシステムは、国内のおいしい牛乳づくりを応援するため、利用者への参加を呼びかけている。
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