京都府福知山市「変化人」女性農業者をリードするトマト農家・小林加奈子さんが登場2023年3月9日
明智光秀ゆかりの地である京都府福知山市は3月8日、まちを変えていく"変化人(へんかびと)"を応援する企画「福知山の変」の最新作を発表。女性農業者をつなぎリードする、トマト農家の小林加奈子さんが登場した。
小林ふぁ~むの蔵でポスターを手にする小林さん
「福知山の変」は、広告界で活躍する市内外のクリエイターと市役所職員がタッグを組んで、まちの礎を築いた光秀を超えていく挑戦で、まちに変化をもたらす人を紹介する、市民参加型のシリーズ企画。新聞全面広告やポスターを通じて発信している。
今回の"変化人"は、大阪から福知山へ移住して農業を始めたトマト農家、「小林ふぁ~む」代表の小林さんが登場。水害も乗り越え、今では都市圏でも話題のトマトジュースを開発した小林さんは、女性初の京都府指導農業士として多くの女性起業家賞で入賞。また、京都府北部で一次産業に携わる女性のグループを発足するなど女性農業者をつなぎリードする存在として活躍していることから、世界中の女性のさまざまな分野における功績を祝う「国際女性デー」(3月8日)にあわせて発表された。
小林さんを起用した「福知山の変」ポスターの最新作
「福知山の変」のビジュアルでは、"変化人"の頭の中を表現。今回は小林さんのトマトをはじめ、一次産業女性グループ「のらXたん ゆらジェンヌ」メンバーである福知山市の女性農業者らが育てた個性的な野菜を9種類組み合わせ、カラフルな帽子をつくった。さらに、「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」と題し、元々はひとりでこなすのが好きだった小林さんが、水害を転機に人の縁の大切さに気付き、「ひとりではできなくても、得意を補い合うことでできることがある」と挑戦を続けるストーリーを掲載している。
小林さんは、完成したポスターについて「福知山は、農業を始めていろいろ挑戦する私をいつも暖かく見守ってくれた。だから今度はこの福知山で新たに挑戦する人を私も一緒に応援したい!そんな思いで『福知山の変』に参加させていただきました。この街が、みんな自分らしく生きることができるカラフルな街になりますように」とコメントを寄せている。
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