ストローレス学乳容器「School POP」の採用エリアが拡大 神奈川県、大阪府で初採用 日本製紙2023年4月10日
日本製紙株式会社は、同社が製造販売するストローレス学乳容器「School POP」の採用エリアが、4月から拡大したことを発表した。既に採用されている東京都と千葉県では採用エリアが拡大し、神奈川県と大阪府では初採用となった。
同容器は2020年6月の開発発表以降、2021年1月の高知県、ひまわり乳業での採用を皮切りに、北九州市、鹿児島県、宮崎県、兵庫県淡路島、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、岐阜県、徳島県、佐賀県などのエリアで採用されるなど、ストローレス学乳容器として急速に普及してきた。
ストローレス学乳容器「School POP」
今回、新たに神奈川県(乳業メーカーは横浜森永乳業、雪印メグミルク)と、大阪府(乳業メーカーは日本酪農協同)の一部エリアで採用が決まった。また、既に採用実績のある東京都や千葉県などの自治体(乳業メーカーは古谷乳業、雪印メグミルク)でも供給エリアが大幅に拡大し、より多くの児童・生徒が同容器を利用することになった。
日本国内の学校給食牛乳では、年間で約14億本の紙容器が使用されている。同容器はこれまで採用済みの2億本に加えて、今回の採用エリアをあわせると、合計で年間3億5000万本以上の供給が見込まれ、全体の25%がカバーされる。ストロー1本を0.5gとして試算した場合、175トンの使い捨てプラスチックを削減できる計算になる。
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