伴走型農業コンサルティングサービス提供開始 大和フード&アグリ2023年6月12日
大和証券グループ本社傘下の大和フード&アグリは6月1日、「伴走型農業コンサルティングサービス」を開始。新規立ち上げから生産・販売活動に伴走するコンサルティングサービスを提供する。
伴走型農業コンサルティングサービスのイメージ
同社は2018年11月に設立。大規模施設園芸による高精度な環境制御、生産に必要なエネルギーを最小化させて収量を向上させる効率的な栽培環境を整備し、農業を事業化するノウハウを蓄積してきた。2021年10月には株式会社スマートアグリカルチャー磐田に経営参画し、大規模設備による効率的で環境負荷軽減型の農業生産事業を拡充し、1年で黒字化を達成している。
販売面では大手小売事業者など20社以上の新規顧客を開拓。3月には独自の農産品・食品ブランド「栄養のおくりもの」を立ち上げ、他社の農産品の仕入れ販売事業や加工品の企画開発にも着手した。自社での生産・販売事業だけでなく、異業種から農業に参入する会社に対しても施設園芸による生産・販売を継続的に支援し、黒字化を達成。また、生産拠点が所在する地域の自治体と協力した生産品の寄付活動や、障がい者雇用による農福連携も実現している。
今後は、伴走型農業コンサルティングサービスとして、自社が作り出した「経済的価値」と「SDGsに資する社会的価値」を両立させた農業の新たな価値を発信し、農業への新規参入および生産・販売事業に伴走。事業の構想支援だけでなく、実践的な事業立ち上げから生産物の買取りまでを一気通貫で協働する、農業関連事業を自社で構築してきた同社ならではのサービスを提供する。
コンサルティングチーム
同社のコンサルティングチームは、大規模施設園芸の事業立ち上げ・運営経験が豊富なスペシャリストを筆頭に、果菜類の施設園芸生産事業の専門家、植物工場のスタートアップ経験者、大手コンサルティングファーム出身者など。同サービスを通じて、大規模化、効率化や環境負荷軽減型の農業を推進することで、農業の活性化に貢献する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(155)-改正食料・農業・農村基本法(41)-2025年8月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(72)【防除学習帖】第311回2025年8月16日
-
農薬の正しい使い方(45)【今さら聞けない営農情報】第311回2025年8月16日
-
(448)郷愁とノスタルジー【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月15日
-
あらゆる暴力の即時停止を 被爆・戦後80年にメッセージ発表 パルシステム連合会2025年8月15日
-
京都府「第3回京のこだわり畜産物レシピコンテスト」開催2025年8月15日
-
「パンのフェス2025」三井アウトレットパーク木更津で9月に開催2025年8月15日
-
機械審査なし「お米番付12回大会」エントリー開始 八代目儀兵衛2025年8月15日
-
東京23区の住民 過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人 森林総研2025年8月15日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋冬野菜の病害虫防除 異常気象こそ先手対応を2025年8月14日
-
見なくなった案山子、燕・雀・烏【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第353回2025年8月14日
-
花がよく売れるお盆・彼岸から見えてくる花産業の問題点【花づくりの現場から 宇田明】第66回2025年8月14日
-
渡り鳥「キビタキ」「ノビタキ」越冬地との間の移動経路を明らかに 森林総研2025年8月14日
-
国産・添加物削減・減農薬にこだわり「デポー国領駅前」リニューアルオープン 生活クラブ生協2025年8月14日
-
果実のフードロス削減・農家支援へ「キリン 氷結 mottainai 浜なし」再登場2025年8月14日
-
【役員人事】バイエル(9月1日付)2025年8月14日
-
「地元で働きたい」に応える 地域限定採用で安定雇用も実現 パルシステム埼玉2025年8月14日
-
政府の「米増産」方針 立ちはだかる「壁」と拭えぬ不安 産地JAと米農家の声2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(1)2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(2)2025年8月13日