令和5年度「森林(もり)の仕事ガイダンス」東京・大阪2会場で開催2023年12月12日
全国森林組合連合会(全森連)は、新たな林業の担い手となるフォレストワーカーの確保・育成を目的に、林業や林業就業についての「知りたい」「聞きたい」「相談したい」に応じる令和5年度林業就業相談会「森林(もり)の仕事ガイダンス」を東京と大阪の2会場で実施。11月18日開催の大阪会場では153人、12月2日開催の東京会場では818人の計971人が相談に臨み、両会場とも相談者が熱心に地域の情報を収集する姿が見られた。
フォレストワーカー相談ブース
林業就業への入口として行われたガイダンス会場には、参加都道府県の林業労働力確保支援センター等による「都道府県相談ブース」、全森連による総合的な相談窓口「全森連ブース」を設置。各地の林業に関する情報や林業の仕事内容、就業までの流れについての説明や来場者からの相談に応じるとともに、林業の魅力を総合的にアピールした。
12月2日に行われた東京会場では、林業作業をVRで体験できる「VR体験コーナー」と、高性能林業機械ハーベスタの操作を体験できる「ハーベスタシミュレーター体験コーナー」を新設。「VR体験コーナー」は、林業において、何が、どうしたら、どのような状況が危険であるかを疑似体験できるもので、体験した相談者からは「360度、森林の中にいる雰囲気を味わえた。実際の伐倒作業を知ることができて役に立った」などの声が寄せられた。
また、実機にも搭載されているハンドルを使ってハーベスタの作業をディスプレイ上で体験できる「ハーベスタシミュレーター体験コーナー」を体験した相談者の中には、「林業にも、このような最新の技術が導入されているのか」と驚く人もいた。
ハーベスタシミュレーター体験コーナー
そのほか、実際に森林で働くフォレストワーカーが林業に就いたきっかけや経験談などを語る「フォレストワーカートークショー」を開催。新潟県と徳島県の事業体に勤める2人のフォレストワーカーが、林業のやりがいやプライベートの過ごし方など、自身の林業ライフについてトークを繰り広げた。また、1回目のトークショーでは、「2023ミス日本みどりの大使」である上村さや香さんが登場。みどりの大使の活動紹介に加え、オリジナルソング「森で愛ましょう」を演奏した。
平成15年度の「緑の雇用」スタートから20年間で、2万2000人を超える新規林業就業者が誕生し、各地の森林で活躍している。各地域で行われる「森林の仕事エリアガイダンス」、林業現場や林業関連施設等を見学できる「マッチング支援」、常設の「林業就業オンライン相談サイト」の詳細は、「緑の雇用」総合ウェブサイト 「RINGYOU.NET」で確認できる。
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