「第1回全国冷凍野菜アワード」最高金賞のJAめむろなど表彰2024年11月25日
日本野菜ソムリエ協会と冷凍食品PR連盟株式会社は11月19日、国産の「冷凍野菜」の魅力と価値を社会に広めるイベント「第1回全国冷凍野菜アワード」の表彰式をフクシマガリレイ F'S DESIGN COURT東日本支社で開催。最高金賞、金賞、特別賞の受賞者を表彰した。
第1回全国冷凍野菜アワード表彰式
同アワードは、価値ある「冷凍野菜」を評価・認証し、広く世の中に発信することで生産者を応援し、日本の農業の活性化に寄与することを目的として開催。第一回の最高金賞にはJAめむろの「十勝めむろ えだまめ」、イシハラフーズの「オーガニックほうれん草」、マルハニチロの「北海道十勝産ピュアホワイト」の3品が選ばれた。
表彰式でJAめむろ専務取締役の堀井和宏氏は「最高金賞をいただきありがとうございます。今までの皆の頑張りが評価されて嬉しい。この喜びをいち早く芽室町の生産者の方々に報告したい」とコメント。また、「十勝めむろ えだまめ」について審査員長の西川剛史氏は「試食審査会場でも、審査員の皆さんのリアクションがとても良かったことを印象的に覚えている。まず評価が高かったのは、「シンプルに味が美味しかった」こと。枝豆本来の旨み、甘みをしっかり味わうことができ、それを損なわないように塩味が控えめにしてあることが、高評価でした。農業協同組合という組織を活かし、農場と工場の連携もしっかりとり、収穫してから新鮮な枝豆をすぐに工場で加工できる体制がこの美味しさを実現できている」と評した。
同じく最高金賞を受賞したイシハラフーズの石原祥子社長は「今回の受賞を受けて『味がおいしい』と評価いただけたことが、とてもうれしい。オーガニックに関しては販売の難しさはある。冷凍野菜を作る立場として今回の受賞が非常に励みになる評価。この評価を農産部の皆にもフィードバックし、共有したい」と話した。また、西川審査員長は「ほうれん草そのものの甘み、風味をしっかり感じ、肉厚の食べ応え、ちょうどよい柔らかさ、これらが審査員の野菜ソムリエの評価が高かった理由。自社農場をかかえ、自社工場で加工をすることで、農業と冷凍食品製造を見事に融和させることで、この品質を実現できている。日本では国産オーガニック冷凍野菜を製造されている企業はまだまだ少ない、そういう意味でも応援したい」と話した。
さらに、最高金賞を受賞したマルハニチロ農産事業部の須川潔課長は「ピュアホワイトの生産には、コーンの作付けの工夫をこらしたり、製造工場は毎日のように40日24時間フル稼働で一年分のコーンを作る。今回の賞をいただけたことで、ものづくりに対する光を与えられたというのが、生産者、工場のメンバー、そして販売を担当する私たち全員にとって、大きな励みとなる」とコメント。西川審査員長は「生鮮で出荷されることが多いピュアホワイトを工場で加工し、商品化することは非常に苦労があったと思いますが、その苦労にあった素晴らしい商品に仕上がっている。パッケージもお菓子をイメージしたような洗練されたピュアホワイトのブランドイメージにも合っている点も高評価のポイント」と評した。
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