協同組合を3か月にわたり体験 インターンシップ修了報告会開催2025年10月23日
パルシステムの電話相談業務などを担う(一社)くらしサポート・ウィズは、協同組合について学生が学ぶ「つながりインターンシップ@協同」を実施。このほど2025年度のプログラムが修了し、10月18日に「修了報告会」をワーカーズコープ連合会本部(東京都豊島区)で開いた。
インターンシップの参加者
報告会には、インターンシップに参加した18人のうち留学中の学生を除く17人をはじめ、受入団体の担当者など43人が参加。学生は、それぞれ参加した5団体(生活クラブ生協・神奈川、ワーカーズコープ関連団体、生活クラブ生協・東京、NPO法人APLA、パルシステムグループ)で、体験実習の内容や感想などを報告した。
学生からは「漠然としていた働く意義を考えるきっかけになった」「ほかの団体へインターンシップに参加した学生とも情報交換できた。『一石二鳥』どころか『一石七鳥』くらい」などの感想が述べられた。報告を受けて受入団体の担当者は「短時間でここまで感じ取ってもらえたことに驚き」「発表を職員にも聞かせたい」と語った。
国際協同組合年記念スピーチ
国際協同組合年記念スピーチを行った比嘉専務
そのほか、2025年が国連の定める「国際協同組合年」であることを受け、日本協同組合連携機構の比嘉政浩代表理事専務を招いた記念スピーチを実施。比嘉専務は国際協同組合年が決議されたことについて「まったく同じテーマでの国際年は異例。戦争や分断などの諸課題の解決を『事業を通じて解決する』ことが評価されている」とコメント。また、国連決議の内容は「協同組合が、持続可能な社会や経済づくりに貢献していることは、国際社会ではもはや前提。決議では、協同組合を振興(プロモート)し、認知を高めることをすべての加盟国に求めています」と解説した。
参加した学生が企画運営
「つながりインターンシップ@協同」は2025年度に12期を迎え、5大学にから18人が参加。就職を希望する学生の早期選抜ではなく、協同組合や社会的企業の理念や仕組み、社会的な役割などを学ぶ目的でプログラムを実施している。
期間は、キックオフイベントを開いた7月19日を皮切りとした3か月間におよび、各団体での実習や学生交流会を経て、修了報告会に臨んだ。学生交流会と修了報告会は、前年の2024年度に修了した学生3人と今回参加した2人の5人が企画立案から当日の運営までを担った。
各団体の報告内容と、受入団体からのコメントは以下の通り。
◎「届けるだけでなく協同の姿」生活クラブ生協・神奈川
配達の添乗やデポー(店舗)の見学、生産者交流会などを体験し、共済事業や電力事業などについても学んだ。配達添乗では、配達先で組合員の近況や体調を聞く場面があり、単に配達するだけでなく協同の姿を目にすることができた。電力や共済、福祉でも参加型の仕組みが工夫されていた。
◎「『生きる』『働く』いいとこどり」ワーカーズコープ
ワークショップでそれぞれの考えを共有しながら、協同組合で実際に働く人の報告や座談会を聞いた。職場体験で訪問した養蜂場は、配送業務の受託から始まり養蜂業へ行き着いたそうで、協同労働だからこそ実現した仕組みなど感じた。『生きる』と『働く』を『いいとこどり』した働き方だと思った。
◎「自ら考え動くことの大切さ」生活クラブ生協・東京
配送の添乗のほか、デポーや都市農園、生産者交流会を訪問し、業務を体験。驚いたのはデポーのPOPで、農作物や菓子などの詳しい情報が掲示されていた。手書きのものも多く、使いやすい店づくりを感じた。自ら考えて自ら動くことの大切さを学べた。
◎「身近な食品から未来を左右」APLA
生活に身近なバナナのクイズや絵本の読み聞かせなどによる子ども向けプログラムの準備と運営を体験。老若男女から親しまれているバナナだからこそ、人権や環境、フードロスなどを考えて選択できることが未来を左右することを感じた。職員が明るく連携し、率先して体を動かしている姿が印象的だった。
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