リサイクルセンター見学で回収強化へ 宅配インフラ活用で資源循環 パルシステム埼玉2026年1月20日
生活協同組合パルシステム埼玉は1月14日、環境担当職員が杉戸リサイクルセンター(埼玉県北葛西郡)を視察した。見学を通して県内かカ所の配送拠点で、宅配時に使用済みの商品包材などを回収するリユース・リサイクル活動を推進する。
ベーラー機への回収資材投入の様子などを見学
パルシステム埼玉は、各配送拠点で環境担当職員を配置しており、宅配時に回収するカタログや牛乳パックなどが資源として再利用されることを伝え、適切な分別管理を呼びかけることも役割の一つ。環境担当職員は、利用者から回収してきた資材が再利用されるようすを確認するため、杉戸リサイクルセンターを視察した。
センターでは、宅配時に配送担当が回収するカタログや紙パック、米袋や商品のまとめ袋のプラスチック資材を集めて圧縮し、リサイクル原料として業者に納品。パルシステムの全67配送センターから回収される資材は、毎日カゴ車で約450台分になる。
パルシステムが回収するリユース・リサイクル資材と再資源化内容の一覧表
それぞれの資材は回収率確認のため、配送センター及び資材別に重量を計り、2台の圧縮機「ベーラー」で1m×1m×1.8mの塊「ベール」として1日当たり約70本に圧縮される。プラスチックは素材別に管理しないと資源としての価値が下がるため、異物が混入していないか目視と手作業で確認しながら圧縮機に流す。
中には、配送担当が回収しやすいようまとめ袋を輪ゴムでくくったり、リユースびんが割れないようまとめ袋で梱包したりする利用者もいるため、気付かず圧縮機に投入すると、ベーラー機材の破損や故障を招いてしまう。さらに再生原料としての価値が下がることで、ベールごと廃棄されるケースもある。
リサイクルに協力的な心遣いが異物混入を招かないよう、利用者への呼びかけや配送センターでの資材分別時の注意喚起が欠かせないことを職員たちは実感した。
現場担当の視点から効果的な呼びかけ検討
視察後は、それぞれの視点から異物混入を防ぐための効果的な呼びかけを検討。利用者に向けたリサイクル資材への異物混入防止のお願いや配送センターで資材を分別する倉庫担当者や利用者宅から回収する配送担当への注意喚起のため、さまざまなアイデアを出し合った。また、利用者に向けては、回収できない資材や異物混入の要因となる利用者名のラベル除去をお願いするチラシの内容を検討した。
配送センター倉庫担当者は、人の入れ替わりも多いため、資材の回収場所にリユース・リサイクル資材一覧の看板を提示し周知徹底を図る。配送担当職員には、トラック運転席などで確認ができるようラミネート加工した一覧を配付。利用者が回収できない資材を提出した際には、「回収伝票」で非対象であることを知らせるなど、県内8か所の配送現場でできる細やかな工夫を話し合った。
2023年から環境担当職員を配置しているパルシステム埼玉は、リユース・リサイクル資材の回収率向上と異物混入率の低減を実現。月間の異物混入0を達成するセンターが半数を占めるなど、環境担当職員による活動が数字に反映されている。
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