「減農薬」と「放射能対策」テーマに農法研究会 パルシステム2013年1月17日
パルシステム連合会は1月16日、都内で「2012年公開確認会報告会」と「第20回農法研究会」を開いた。
パルシステムでは消費者である組合員と産直産地の生産者が産地情報の共有と新たな農法などを学ぶ場として同報告会と研究会を毎年開いている。
公開確認会報告会では今年度8カ所で実施した公開確認会の開催成果を報告、農法研究会では「農薬削減」と「放射能対策」をテーマに4人の生産者が報告した。
農法研究会では特別栽培米での農薬削減の取り組みを新潟県・JAささかみの江口聡氏が報告。
同JA管内は30年前から生協との交流が続いている。特別栽培米への取り組みの転機は昭和62年、特別栽培米に限り消費者と直接取引きができる制度ができたこと。当時、県の慣行栽培の農薬使用基準は18成分以上だったが8成分に減らし取り組みをスタートした。
平成19年に管内で種子温湯消毒を始めたことで農薬使用は5成分に、肥料にも有機質が使われるようになった。平成21年には5割減農薬で栽培したブランド米「あたり米」も誕生。現在もほぼ管内全域で5割減以上に取り組んでいる。
また、放射能対策では、平成24年産米の放射能低減対策について宮城県・JAみどりのの伊藤成公氏が報告した。
全作付ほ場で行ったのは塩化加里肥料の施用と鶏糞燃焼灰の施用。土壌中の加里成分を高めることで稲による放射性セシウムの吸収を防いだ。生産者への資材配送や散布時期を管理し、24年産米の放射性物質検査の結果はすべての地域で検出下限値は10ベクレル以下に。「田んぼの力はすごい。人の努力を結びつけてくれた」と感想を述べた。
(写真)
特別栽培米での農薬削減の取り組みを報告するJAささかみの江口聡氏
(関連記事)
・廃棄率削減「茎が長めのブロッコリー」を新発売 パルシステム (2013.01.09)
・買い物弱者に中食・欠食増加傾向 パルシステム調査 (2013.01.08)
・「"ごはん"でしあわせ!」コンテスト 大賞は写真部門・KohKanさんの「お米って、重い!」 パルシステム (2012.11.13)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(187)食料・農業・農村基本計画(29)そばに関するKPIと施策2026年4月4日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(104)ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター-部位Ⅰ【防除学習帖】第343回2026年4月4日 -
農薬の正しい使い方(77)土壌吸着の仕組み【今さら聞けない営農情報】第343回2026年4月4日 -
備蓄米応札に最大限取り組みを 全中・全農が合同会議2026年4月3日 -
【いつまで続く? 気候危機】脱炭素進まぬ日本 まず世論転換策 三重大学教授 立花義裕氏2026年4月3日 -
JA貯金残高 107兆7311億円 2月末 農林中金2026年4月3日 -
3ha未満の農家退場で192万tの米不足 スーパー業界も理解 「米のコスト指標」が守るもの2026年4月3日 -
(479)新しい職場と小さな異文化体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2026年4月3日 -
長野県産米が「お客様送料負担なし」 3日からキャンペーン開始 JAタウン2026年4月3日 -
英国王室領ガーンジー島に再保険子会社設立 JA共済連2026年4月3日 -
旬の柑橘 愛媛県産「清見オレンジ」と宮崎県産「日向夏」のパフェ登場 銀座コージーコーナー2026年4月3日 -
鹿児島県大崎町と「脱炭素社会の実現及び地域資源の循環利用促進に関する連携協定」締結 三ッ輪ホールディングス2026年4月3日 -
最大20万円補助「関係人口創出・拡大へ対流促進事業補助金」募集開始 群馬県太田市2026年4月3日 -
岩手県紫波町の廃校で「AI活用型 次世代わさび農場」始動 NEXTAGE2026年4月3日 -
果実感アップ「セブンプレミアム まるで完熟マンゴー」7日から発売2026年4月3日 -
液肥管理が増設不要で低コスト 自動灌水制御盤「ウルトラエースK2」新発売 渡辺パイプ2026年4月3日 -
レンゴーと共同出資会社設立 バイオエタノール事業を開始 住友林業2026年4月3日 -
4月4日「こども見守り活動の日」新小学1年生の交通事故防止を啓発 こくみん共済 coop2026年4月3日 -
「米と水田」生産と消費の視点から考える学習会 生協6グループが合同開催2026年4月3日 -
石原産業 企業ブランドを刷新 新たにコーポレートスローガンを制定2026年4月3日


































