チェルノブイリ原発事故から30年 農業復興のためのワークショップ開く 農研機構・FAO/IAEA2016年10月24日
農研機構はオーストリア・ウィーンのIAEA本部で、10月17日と18日、FAO/IAEAと「農業現場における放射性物質汚染からの復興に関する技術ワークショップ」を開催。業務協定を結んだ。
今年がチェルノブイリ原発事故から30年、そして福島第一原発事故から5年という節目であることをきっかけに開催にいたった。
ワークショップには農研機構とFAO/IAEA関係者のほか、放射能に関する専門家が集い、両事故の放射性物質からの復興についてプレゼンテーションと討議を行った。
プレゼンテーションで、農研機構開発の「表土削り機」を使った除染技術に質問が多く寄せられたほか、粘土鉱物の種類とセシウム吸収性の関係について関心があった。
討議では、専門家による除染技術についての提言があり、開発した技術や得られた知識は世界共通の財産であるとの共通の認識を持った。さらに今後も放射性物質のモニタリングの継続と専門家のネットワークを使った技術開発を行う事で意見の一致を得た。
農研機構は今回のワークショップの内容を、将来の世代に継承すべき重要かつ貴重なものと位置づけ、FAO/IAEAとの業務協定を活かし、福島の農業復興のための研究により一層推進していくとしている。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日