AI病害虫診断など今後について議論 第10回農業環境インベントリー研究会2020年2月18日
農研機構は2月28日、第10回農業環境インベントリー研究会として「AI・スマート農業のための病害虫基盤情報の活用」をつくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催する。
※新型コロナウィルスまん延防止のため、中止となりました※
近年、農業の大規模化や病害虫の取り扱いに不慣れな新規就農者の増加にともない、AIやロボット技術とICTなどの先端技術を活用したスマート農業の実現が求められている。
特に病害虫対策については、対象となる病害虫の種類が多く、その分類や同定が難しいことから、AIによる病害虫診断などを活用した簡易な同定法の開発が必要だ。
同研究会では、こうした新しい病害虫診断技術の開発に向けて、これまで蓄積されてきた昆虫・微生物などのインベントリー情報の活用について可能性を報告し、それらの情報を活用したAI病害虫診断の開発状況など話題を提供しながら、今後の方向性について議論する。
参加希望者は、名前、職業・所属、連絡先(メールアドレスまたは電話番号)を、事務局あてにメール(inventory2019@ml.affrc.go.jp) で連絡する。参加費無料。
<内容>
(1)博物館を中心とした生物多様性情報の集積 神保宇嗣 (国立科学博物館)
(2)微生物インベントリー研究:NAROジーンバンクの微生物関連データベース 山﨑福容 (農研機構遺伝資源センター)
(3)農業環境変動研究センターにおける昆虫DNAバーコーディングの取り組み 山迫淳介 (農研機構農業環境変動研究センター)
(4)植物病害画像診断における技術的課題と進捗 ~農水省病害虫AI診断プロでの実践から~ 彌冨仁 (法政大学)
(5)WAGRIを通じた生物多様性情報アグリゲーションスキーム~トンボ種同定システムを例に 山中武彦・孫建強 (農研機構農業情報研究センター)
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