創業100年のブドウ苗木業者が破産 天候不順で売上急減、負債約1億円 山形2026年1月8日
100年以上の業歴を持つブドウ苗木栽培業者が破産した。負債総額は約9850万円。最大の要因は近年の長雨、猛暑、凍霜等の天候不順で、主要顧客である果樹農家の減少も響いた。
東京商工リサーチ山形支店によると、2025年12月23日付で山形地方裁判所から破産開始決定を受けたのは、有限会社中山ぶどう園(山形県上山市、資本金1000万円、齋藤信明社長)である。管財人には向田敏弁護士(山形市)が選任された。
同社は当初、個人事業だったが1993年に法人化した。全国に販路を広げ、2010年前後には年商は1億円を超えた。だがその後、主要顧客である果樹農家が減少。「天候不順が同社の苗づくりと顧客農家の営農の両方に影響」(東京商工リサーチ山形支店担当者)して売り上げが急減、赤字に陥った。最盛期には6~7人いた従業員を家族3人に絞って立て直しを図ったが奏功せず、資金繰りが限界に達した。
ぶどうの栽培面積は1980年には3万300haあったが、果樹農家の高齢化、減少もあって2024年には1万7500haまで縮小した。また、ぶどうへの高温の影響としては、着色不良・着色遅延、日焼け果のほか、障害果の発生、発芽不良、凍霜害、裂果、虫害の多発等が報告されている。
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