タマネギべと病 県北部で発生 和歌山県2022年3月22日
和歌山県農作物病害虫防除所は、タマネギべと病の発生を県北部で確認。これを受け、3月22日に病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
タマネギべと病越年罹病株(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
3月中旬の和歌山県北部におけるタマネギべと病越年罹病株の発生ほ場率は27%、発病株率は0.51%と、いずれも3月中~下旬の平年(発生ほ場率7%、発病株率0.05%)に比べて高い。また、平成24年以降、最も高い発生ほ場率と発病株率となっている。
タマネギべと病二次感染株の病斑(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇前年に発生が多かったほ場は、本年も発生しやすい。
〇同病は、気温15℃前後で曇雨天が続くと多発する。
〇ほ場をこまめに見回り、越年罹病株の早期発見と抜き取りを徹底する。抜き取った株は袋に入れ、ほ場の外に持ち出して適切に処分し、早急に薬剤散布を行う。
〇胞子飛散による感染拡大を防ぐため、発生が認められないほ場においても早期からの予防散布を徹底する。二次感染株が認められた場合は早急に薬剤散布を
行う。
〇薬剤の感受性低下を防ぐため、同一系統の薬剤は連用しない。
〇排水を良好にし、降雨による浸冠水や停滞水をなくす。
〇防除薬剤は最新の登録情報(農林水産省農薬登録情報提供システム)を参照し、適正に使用する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日