衛星画像×AI解析で最先端の栽培管理を 農業ウィークに出展 BASFジャパン2022年10月19日
ドイツの総合化学会社BASFのアグロソリューション事業部は10月12日~10月14日にかけて行われた農業ウィークに出展した。
熱心に質問する来場者
xarvio(ザルビオ)フィールドマネージャーは、世界の18カ国・900万ha以上の農地で導入されている、衛星画像解析データと人工知能(AI)を活用した栽培管理支援システム。
今回、ブースでは初心者向けの説明にスポットを当て、手軽に始められることをアピール。特にこれからスマート農業をはじめようという生産者やJA職員らが熱心に話を聞く様子が見られた。

ザルビオの主な特長は3つ。
1.圃場の衛星画像解析データが、無料で見放題(無料プランでは、2圃場まで閲覧可能)
2.人工知能(AI)が、施肥や防除の最適なタイミングを通知
3.農機連携が可能な、可変施肥・可変散布マップを自動生成
衛星画像は晴れの日は毎日衛星による撮影が行われ、常に最新の地図画像が利用できるのが大きな強み。圃場に行かずとも生育状況が把握でき、作業の効率化に繋がる。
また、ザルビオのAI予測モデルには、過去15年以上にわたる数十万点のデータが学習されており、高精度な予測が可能。可変施肥の実現で防除効果を保ちながら農薬使用量を削減し、コストダウンが見込め、収益向上が期待できる。
対応作物は水稲、大豆、小麦、大麦をはじめとした下記18作物。
(水稲・大豆・小麦・大麦・きゃべつ・たまねぎ・にんじん・馬鈴薯・てんさい・ブロッコリー・とうもろこし・小豆・いんげん豆・レンゲ・そば・菜種・クリムゾンクローバー・ヘアリーベッチ)
料金プランは月額税込1100円(年間契約が必要)から利用可能。
お試しの無料プランもあり、2圃場まで利用できる。
有料プランを利用する場合はJAタウンにアクセスし、「ザルビオ」で検索。
また、BASFの除草剤「バスタ」のブースも併設され、昨年11月から運用を開始し、近日リニューアルを予定している生産者支援アプリ「バスタポイント」(8月末時点 利用者13,661人)のモック展示、および新技術「高濃度少水量散布」のデモンストレーションを行った。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 -
農業経営効率化へ 青果市況情報アプリ「YAOYASAN」に分析機能追加 住友化学2025年10月31日


































