株元着果性に優れ良食味のかぼちゃ新品種「豊朝交1号」育成 農研機構×朝日アグリア2023年2月1日
農研機構は朝日アグリアと共同で、短節間性と株元着果性に優れ、食味が良いかぼちゃ新品種「豊朝交(ほうちょうこう)1号」を育成した。着果位置が揃い、整枝作業をしなくても果実を見つけやすいことから、生産者の管理作業や収穫作業時の軽労化につながる。また、果肉が厚く粉質性に優れ、良食味のかぼちゃ品種として普及が期待される。
かぼちゃの草姿。赤丸は定植位置、矢印は主枝の伸長方向を示す。
日本で現在栽培されているかぼちゃ品種は、つる性で着果位置が安定しないため、果実を見つける作業に時間を要し収穫作業が重労働になっている。その労力軽減策の一つとして、果実の着果位置が揃った品種の育成があげられることから、短節間性を有し株元着果性があり、果実形が安定して外観に優れ、高い粉質性を持つ良食味かぼちゃ新品種「豊朝交1号」を育成した。
かぼちゃ果実の横断面。右下の白色のバーは10センチを示す。
同品種の利用により、生産現場での整枝作業や収穫作業時の軽労化のメリットに加え、気象に関わらず着果が安定することから幅広い地域で栽培が可能。スーパーなど量販店や加工業者などから求められている国産かぼちゃの安定供給に寄与する。
なお、2023年以降、「豊朝交1号」の栽培用種子は、朝日アグリアから「栗のめぐみ1号」の商品名で販売予定。
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