【注意報】りんごにキンモンホソガ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2023年5月8日
岩手県病害虫防除所は、りんごにキンモンホソガが県下全域で多発のおそれがあるとして、4月28日に令和5年度病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
キンモンホソガの被害葉(マイン)(写真提供:岩手県病害虫防除所)
令和4年度の巡回調査での発生園地率は、年間を通じてやや高い~高く推移した。2022年秋期は、マイン(写真)が多数確認されたことから、今年の越冬密度は高かったと考えられる。
4月後半の巡回調査における卵の発生園地率は県中部で高く、県北部では見られなかった。基準圃場(北上市成田:無防除)におけるフェロモントラップの越冬世代の誘殺は、平年より3半旬早い4月第2半旬に羽化盛期が認められた。有効積算温度に基づく第1世代の羽化盛期の予測から、防除適期は平年より早いと予測される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇多発園(20果叢当たり5マイン以上の発生園)では、第1世代の羽化状況に応じて第2世代を対象とした防除を行う。前年多発園地では、今年も多発傾向にあるため、注意してマインを観察する。
〇第1世代羽化時期に合わせて適期に防除する。ネオニコチノイド剤は羽化始期~羽化揃期、IGR剤は羽化始期~羽化盛期に使用すると効果が高い。羽化始期は羽化盛期の5日前、羽化揃期は羽化盛期の5日後が目安となる。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日