【注意報】モモハモグリガ 県内全域で多発のおそれ 福島県2023年5月12日
福島県病害虫防除所は、モモにモモハモグリガが県内全域で多発のおそれがあるとして、5月11日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
モモハモグリガの被害葉(5月2日撮影)(写真提供:福島県農業総合センター安全農業推進部)(左上)、
モモハモグリガ成虫(写真提供:農業総合センター果樹研究所)(左下)、
複数の寄生を受けたモモ葉(写真提供:農業総合センター果樹研究所)(右)
2022年秋期のモモ新梢葉における、モモハモグリガの発生ほ場の割合は、平年より高い状況だった。今年のフェロモントラップによる同種の越冬成虫誘殺盛期は平年より早く、誘殺数はかなり多くなった。
5月上旬の巡回調査において、モモ新梢葉における発生ほ場割合は、平年(5月下旬参考比較)に比べとても高く、一部のほ場では被害程度も高い。なお、県北以外のモモほ場でも本種の被害葉が確認されている。同種第2世代幼虫の平年の防除適期は6月10日頃だが、今年は3~4月の高温によりモモの生育は約2週間早まっており、同種の発生も早まっている。
仙台管区気象台が5月4日付けで発表した天候予報によると、気温は高い見込みで、農業総合センター果樹研究所における第1世代成虫の誘殺盛期は、5月5半旬頃と予測され、第2世代幼虫の防除適期は5月6半旬頃と推定される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇複合交信かく乱剤が未設置のほ場では、直ちに設置する。
〇同種に対して効果の高い薬剤は、アセタミプリド水溶剤(商品名:モスピラン顆粒水溶剤)及びスピネトラム水和剤(商品名:ディアナWDG)。使用基準を遵守して適切に使用すること。また、葉当たり3頭以上の寄生を受けると落葉が始まるとされているため、確実な防除により密度低下を図ることが重要。
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