【注意報】かんしょにサツマイモ基腐病 県下全域で多発に注意 宮崎県2023年8月21日
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターは、かんしょにサツマイモ基腐病が県下全域(県北地域除く)で発生増加のおそれがあるとして、8月9日に令和5年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
5月中旬に、青果用かんしょと原料用かんしょのほ場において、サツマイモ基腐病の発生が確認された。その後、同病の発生が散見されていたが、宮崎県が実施している定点調査において、7月末時点での発生ほ場の割合が昨年同時期よりも増加傾向にある。
過去2年間の発生消長調査の結果から、8月以降、同病の発生が拡大する傾向にあるため、今後の発生に注意が必要。鹿児島地方気象台が8月3日に発表した九州南部の向こう1か月予報(8月5日~9月4日)によると、気温は平年並か高く、降水量は多い見通しで、同病の蔓延に好適な環境が続くと予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇畝間に水が溜まるような降雨後や台風通過後は蔓延しやすいため、同病に登録のある薬剤を全面に散布する(表1)。なお、散布する際は、株元にしっかりと薬液がかかるよう注意する。
〇薬剤防除にあたっては、これまでの散布履歴から残りの使用回数を考慮し、銅剤を含めたローテーション散布を実施する。
〇同病の発生が増加傾向にあるほ場では、被害をできる限り少なくするために早期収穫を検討する。また、次作のために、地温が高いうちに耕耘などして残渣の分解を促進する。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日