【注意報】カンキツ、ナシ、カキ等に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2023年9月13日
熊本県病害虫防除所は、果樹全般(カンキツ、ナシ、カキ等)に果樹カメムシ類(主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、9月8日に令和5年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。

熊本県病害虫防除所によると8月中旬以降、合志市、宇城市および天草市に設置している予察灯における果樹カメムシ類の誘殺数が急増している(図1)。
9月上旬に実施したヒノキ球果上の寄生虫数調査(5枝のたたき落とし)では、1地点当り平均9.0頭(平年3.1頭)と、平年より多かった。今年は、山林のヒノキから離脱し果樹園へ飛来を開始する時期が8月下旬から9月上旬と予想されていたため、今後さらに飛来数が増加する恐れがある。
現在までに宇城市、天草市及び芦北町の果樹園で発生が認められており、カンキツ園の一部で被害が出始めている。
福岡管区気象台が9月7日に発表した九州北部地方1か月予報によると、向こう1か月の気温は平年より高いと予想されており、今後も果樹カメムシ類の活動が活発な状態が続くと予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類は、局地的に飛来して被害をもたらすことがあるため、定期的に園を見回り、早期発見と薬剤による初期防除を徹底する。特に、山間部や林地沿い園地は被害を受けやすいので注意する。
〇チャバネアオカメムシとツヤアオカメムシの予察灯誘殺データを病害虫防除所のホームページに掲載している。最新の誘殺状況を確認し、防除要否や適期防除の参考にする。
〇果樹カメムシ類は日没直後に果樹園に飛来し、翌朝飛び去るため、夕方や早朝の防除が有効。
〇ピレスロイド系殺虫剤は天敵への影響が大きく、多用するとハダニ類の発生を助長するので、最小限の使用にとどめる。
〇薬剤の使用に当たっては、定められた使用回数・濃度・使用量・使用時期を遵守するとともに、周辺作物への飛散(ドリフト)に注意する。
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