千葉大学などと「自然栽培農業における土壌マイクロバイオームの変化」共同研究開始 ベジモ2023年9月26日
自然栽培野菜の生産販売や農福連携事業等を展開する株式会社ベジモは8月、千葉大学環境健康フィールド科学センターによる履修証明プログラム「多様な農福連携に貢献できる人材育成プログラム」を通して、環境微生物ゲノム解析を専門とする株式会社BIOTAに協力を要請する形で、3者による共同研究契約を締結した。農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」に基づき、自然な農業が持つ持続可能性や健康、環境へのポジティブな影響について研究を深め、自然栽培農業が広く実践される未来をめざす。
ベジモは2010年から自然栽培農業に取り組み、9月現在、愛知、栃木、広島3拠点の関連会社と全国10拠点の提携パートナーと、農業及び農福連携事業を展開している。自然栽培は環境面、健康面への可能性に対して期待される声は多いが、未知の部分も多く、栽培や消費の広がりに課題がある。
千葉大学環境健康フィールド科学センターとは、2019年から履修プログラム「多様な農福連携に貢献できる人材育成プログラム」を通して自然栽培と福祉の連携について講座の実施に取り組む中、自然栽培技術の体系化、価値の数値化の必要性について議論を進めてきた。今回、土壌を始めとする環境微生物ゲノム解析を得意とするBIOTAの協力を得て、3社共同で自然栽培の価値について研究を推進。自然栽培の栽培と消費が世界に広がりやすい仕組み作りについて検討を進める。
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