【注意報】コムギにうどんこ病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年3月4日
愛知県農業総合試験場は、コムギにうどんこ病が県内全域で多発のおそれがあるとして、3月1日に令和5年度病害虫発生予察注意報第17号を発令した。
愛知県農業総合試験場によると、2023年5月下旬の巡回調査において、うどんこ病の発病茎率及び発生ほ場率が過去10年で最も高かったことから、越年菌量が多いと予想。冬季の気温が高く経過したためコムギの生育が進んでいる。うどんこ病は、春が温暖で雨が多く、コムギが早くから繁茂した年に発生が多い。愛知県のコムギの主力品種である「きぬあかり」はうどんこ病にやや弱い。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇発病を確認したら、下表を参考に防除を行う。特に、前年に発生の多かった西三河地域は初発に注意する。
〇穂及び止葉を含む上位2葉に多発すると、千粒重が低下する。止葉直下葉の展開期~止葉抽出期に薬剤防除を実施する。なお、赤さび病と同時防除する場合は赤さび病にも登録のある農薬を使用する。また、同一系統の剤の連用を避けるため、今後の赤かび病の防除を考慮して薬剤を選定する。
〇うどんこ病の病斑は、下葉から発生し、上位葉に進展するため、下位葉に届くように薬剤を散布する。
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