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【注意報】ウメ・スモモなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 奈良県2024年5月21日

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奈良県病害虫防除所は、ウメ・スモモ・モモ・ナシ・カキ・ブドウ・カンキツに果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ・クサギカメムシ・ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、5月16日に令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。

奈良県病害虫防除所によると、県内18か所で実施したチャバネアオカメムシの越冬量調査の結果、越冬成虫はすべての調査地点で確認された。越冬量は地点あたり平均29.2頭と過去10年で最も多かった(図)。

5月8、9日にサクラ、クワ樹への寄生状況について巡回調査を行った結果、チャバネアオカメムシの寄生樹率は52%、調査地点における平均虫数は3.8頭と、前回発生が多かった令和4年(1.8頭)よりも多い。また、各地点の予察灯の誘殺数は、一部地域において、日当たり100頭を越える状況となっている。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇カメムシの飛来は気温と密接な関係があり、最低気温が高く、蒸し暑く感じる夜は特に注意が必要。こまめに園地を見回り、新しい被害やカメムシを確認した場合は直ちに防除を行うこと。

〇カメムシの飛来には園地間差が大きく、山際の園地や過去にカメムシ被害の多かった園地では特に注意する。

〇飛来がない園での予防的薬剤散布は効果が期待できず、天敵の減少によってカイガラムシ類、ハダニ類の増加につながるなど弊害が大きいため控えること。

〇黄色灯を点灯できる圃場は早急に点灯する。ただし、チャバネアオカメムシ以外には効果がないため、光源近くや園内でクサギカメムシやツヤアオカメムシが目立つ場合は薬剤防除が必要。また、電撃殺虫器、果樹園に面した蛍光灯などの光源はカメムシを誘引するので、できる限り消灯する。

〇5月~6月は、ウメおよびナシ、モモの幼果が被害を受けやすく、ナシ、モモの有袋栽培では袋かけを早めに終えるようにする。カキ園には6月下旬(幼果期)以降飛来が多くなるため、今後の予察情報に十分注意を。

〇農薬散布時には隣接する農作物に飛散しないように十分注意する。また、農薬使用前にはラベルをよく読み記載された使用条件を遵守すること。

チャバネアオカメムシ越冬量の年次変動

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