【注意報】野菜類・花き類・ダイズにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年10月4日
三重県病害虫防除所は、野菜類・花き類・ダイズにオオタバコガが県内全域で多発のおそれがあるとして、10月3日に令和6年度病害虫発生予察注意報第8号を発表した。
三重県病害虫防除所によると、フェロモントラップ(松阪市)における9月第1半旬から9月第6半旬までの誘殺数は、921頭(平年55.2頭)と、平年の約16.7倍。9月第6半旬の誘殺数は平成11年の調査開始以来、昨年10月第1半旬(243頭)や今年8月第6半旬(282頭)を抜いて過去最多の453頭となった(図1)。
名古屋地方気象台が9月26日に発表した天候の1か月予報によると、向こう1か月の気温は高く、オオタバコガの発生に好適な条件が続くと考えられる。
図2:a・b・cオオタバコガ幼虫(色の変異あり。(d)ガーベラの被害、
(e)キャベツに食入する幼虫、(f)ダイズの莢に食入する幼虫(提供:三重県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇植物内部に食入した幼虫に対しては、ほとんど薬剤の効果は期待できない。こまめにほ場を観察して、発生初期の防除に努める(図2d・e・f)。
〇幼虫が植物の成長点、蕾、果実などに食入し、食べ尽くすと次々にわたり歩くため、数が少なくても、被害は拡大する。
〇薬剤は葉裏や株全体にムラがないように丁寧に散布する。
〇薬剤抵抗性回避のため、効き方(作用性・RACコード)の異なる薬剤をローテーション散布する。
〇防除薬剤は三重県農薬情報システムで検索できる。
〇オオタバコガのフェロモントラップ誘殺状況は、以下の野菜の病害虫のページにて随時更新している。
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