農研機構と仏INRAE主導 植物フェノタイピングに関する国際研究ネットワーク設立2025年10月7日
農研機構は、INRAEとともに発起人となり、日、仏、蘭、独の4か国5機関が参画する植物フェノタイピング技術に関する国際研究ネットワークRhizoNETを立ち上げる。今後、参画する各研究機関の強みを活かし、気候変動に対応した作物開発を加速させる。
INRAEと農研機構が発起人となり、国際研究ネットワークRhizoNETを設立
農研機構とフランスのNational Research Institute for Agriculture, Food and the Environment (INRAE)は2016年、包括的連携協定 (MOU) を締結。その後2018年から本格的な連携を始め、Joint Linkage Call(JLC)を通じて研究者のアイデアを共同研究につなげてきた。
特に「植物フェノタイピング技術」と「農業ロボティクス技術」の分野については研究協力合意書を締結して連携を強化し、2024年からは発酵分野における連携も開始。JLCで始めた研究は、国際的なエビデンスの収集と提供、成果の社会実装、世界的な研究ネットワーク設立、相互連携ラボの設置等に発展している。
このほど、JLCで実施してきた植物フェノタイピングの研究を発展させ、日、仏、蘭、独の4か国5機関が参画する国際研究ネットワークRhizoNETを立ち上げることになり、10月6日に農研機構の久間理事長とINRAEフィリップ・モーガン理事長との間で署名式が行われた。
RhizoNETは、INRAEの2RIのスキームを使って設立するもので、INRAEと農研機構に加え、フランス国立農業・食品・環境高等教育研究機構、オランダワーゲニンゲン大学研究センター、ドイツライプニッツ研究所が参画。今回の署名式はネットワーク設立の発起人であるINRAEと農研機構が、他機関に先立って署名を交わした。
JLCで農研機構とINRAEの研究者が互いに開発してきたハイスループットな根の表現型解析システムを用い、各研究機関の強みを活かして気候変動に対応した作物開発を加速させるグローバルなネットワークとして今後の発展が期待される。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日 -
タイミーと業務提携契約締結 生産現場の労働力不足の解消へ 雨風太陽2025年11月7日 -
スマート農業分野の灌水制御技術 デンソーと共同で検証開始 ディーピーティー2025年11月7日 -
コクと酸味引き立つ「無限エビ 海老マヨネーズ風味」期間限定で新発売 亀田製菓2025年11月7日


































