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【特殊報】ニガウリ褐斑症状 国内のニガウリで初めて確認 群馬県2025年11月19日

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群馬県農業技術センターは、ウリ類の病原細菌であるXanthomonas cucurbitae(ザントモナス・ククルビタエ)によるニガウリの病害を県内で初めて確認。これを受けて、11月18日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

左から、写真1:葉の斑点症状、写真2:病徴が進行し縁が枯れた葉(提供:群馬県農業技術センター)左から、写真1:葉の斑点症状、写真2:病徴が進行し縁が枯れた葉(提供:群馬県農業技術センター)

群馬県農業技術センターによると、7月に県東部地域の露地ニガウリほ場で葉に斑点症状が確認された(写真1、2)。現地ほ場で採取した葉から農林水産省横浜植物防疫所が分離した細菌について、同所で病原性、形態観察、細菌学的性質の確認及び遺伝解析を行ったところ、同年9月にXanthomonas cucurbitaeと同定。10月に褐斑症状の病原性が確認された。

同細菌による褐斑症状は、国内でカボチャ、スイカ、メロン、キュウリ、ユウガオで報告されている。一方、国内のニガウリにおける病害の報告については、現在まで確認されていない。

病徴としては、葉に黄色の小斑点が生じ、次第に褐色の病斑となる(写真1)。病斑は葉脈に囲まれた角型となり、病斑部分は破れそうなほど薄くなる。

病徴が進行すると葉や葉縁が褐変・枯死するなどの症状が現れ(写真2)、株全体に病徴が広がることもある(写真3)。

写真3:症状が進行した株(提供:群馬県農業技術センター)写真3:症状が進行した株(提供:群馬県農業技術センター)

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

ウリ科植物(キュウリ、ユウガオ)では、次の(1)~(5)の防除対策が示されている。

(1)無病の種子の使用を推奨。
(2)育苗時には、無病土を用いる。
(3)症状が発生した土壌に、葉が触れると発病する可能性がある。株元をマルチで被覆するなどの対策をすること。
(4)被害茎葉はすぐにほ場外に持ち出し適切に処分する。
(5)低温多湿条件で多発。施設栽培では施設内の湿度が高くならないよう加温する。露地栽培においても湿度が高くならないよう管理すること。
(6)現在、ニガウリの同病害に対する登録農薬はないため、上記(1)~(5)を参考に耕種的防除により発病を防ぐ。

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