国内アンモニア産業の競争力を強化 肥料アンモニア協会が賀詞交歓会2013年1月9日
日本肥料アンモニア協会は1月8日、東京・一ツ橋の如水会館で新年賀詞交換会を開いた。
木下小次郎会長(日産化学工業代表取締役社長)は、世界的な食料増産ニーズを受けて「農業を支える肥料と、その原料相場は高値で安定している。原料の輸出国は資源ナショナリズムを強めており、今後も相場は右肩上がりで推移するだろう」との見方を示した。そうしたなか、「肥料原料のほとんどを海外に依存している国内の肥料メーカーは原料確保と安定供給に向けた自助努力をして」おり、政府によるさまざま面での支援も必要だと述べた。
具体的には、農林漁業成長産業化ファンド創設による持続可能な力強い日本農業の早期実現を期待するとともに、石油石炭税や地球温暖化税などによる原料段階からの2重3重の課税構造の改善による国内アンモニア産業の競争力強化を粘り強く訴えていきたいとした。
副会長の小池一平氏(コープケミカル取締役社長)は、東日本大震災発生から2年近く経つが、「いまだ復興は道半ばにも達していない。農業の生産現場が必要としている肥料を安定的に供給することで、復興を手助けする業界にしていきたい」と新年の抱負を述べた。
(関連記事)
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