分散型エネルギー システムパッケージを発売2014年6月5日
日立・ヤンマーが協業で
(株)日立製作所とヤンマーエネルギーシステム(株)は、中・小規模の工場や公共施設、商業施設などに適用可能な分散型エネルギーシステム事業で協業し、両社の技術を組み合わせたシステムパッケージの販売を6月2日より開始した。
◆震災以降、導入増える
このシステムパッケージは、ヤンマーエネルギーシステムの「マイクロコージェネレーション」と、日立が新たに開発した連携制御装置「マイクログリッドコントロールシステム」を組み合わせたもので、中小規模の発電システムとして工場や病院などの公共施設、商業施設などへの導入が可能だ。
これにより、エネルギーの制御や、発電システムの効率運転を行うことで、ピークカット・ピークシフトによる電気料金低減とCO2削減を図るほか、停電時や電力不足時の自立運転により、BCP対応としての活用もできる。
東日本大震災以降、より一層の節電や停電対策が求められており、2014年4月に施行された改正省エネ法では、事業者が自家発電や蓄電池といった、分散電源の活用によるピーク電力使用量低減の取組みが、プラス評価されるよう規定されている。
これらを背景に、工場や公共施設、商業施設などでは、ガスエンジン発電や太陽光・風力発電、蓄電池などを用いた分散型エネルギーシステムを導入する動きが拡大している。
◆システム全体を効率的に制御
分散型エネルギーシステムの構築には、発電システムや制御装置など、さまざまな機器の導入が必要となるが、導入に当たっては、より利便性の高いパッケージでのシステム提案・構築が求められてきた。
このたび、日立とヤンマーエネルギーシステムが協業することで、制御装置を含めた分散型エネルギーシステムの基本構成を、一度に提案することが可能となった。
ヤンマーエネルギーシステムは、1998年から、ガスエンジン発電により発生した熱エネルギーを、給湯や冷暖房に有効利用してエネルギーロスを軽減する「マイクロコージェネレーション」を販売している。
このシステムはガスヒートポンプエアコン技術の活用による高効率エンジンの搭載、パッケージ構造による現地施行の簡素化、1万時間のロングメンテインターバルという特長がある。このシステムは、多様な業種に累計約6800基の納入実績があり、国内小型ガスエンジン市場で高いシェアを有している。
日立は、これまで数十年にわたり太陽光や風力による発電、蓄電池など各種電源システムの提供や、様々なスマートグリッド実証に携わり、分散型エネルギーシステム全体を制御するグリッドコントロールシステムの技術開発を行ってきた。
こうした長年の実績・ノウハウをもとに、分散型エネルギーシステム全体を安定的・効率的に制御する「マイクログリッドコントロールシステム」を新たに開発したものだ。
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