「農家用の色彩選別機」に中小企業庁長官奨励賞2014年11月18日
11月5日、メルパルク広島で平成26年度中国地方発明表彰式が行われ、「農家用の色彩選別機」を発明(特許登録)したサタケ社員6人に、中小企業庁長官奨励賞が授与された。併せて同発明の実施化に顕著な功績が認められる法人代表者として、同社の佐竹利子代表に実施功績賞が贈られた。
この発明表彰は、公益社団法人発明協会が主催するもので、発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上、地域産業の振興に寄与することを目的に、大正10年に創設された。全国を8ブロックに分け、発明・考案者と、発明の実施化に尽力した人を表彰するものだ。
今回、表彰の対象になった特許は、コメに混入している異物や着色粒を選別する色彩選別機だが、主に農家で使用されるものだ。本体前面側の光学検出部を開放可能にして、内部の清掃を容易にし、選別作業における性能低下を防止することを目的としたもの。
この技術は、サタケの光選別機「ピカ選シリーズ」に採用され、農家への光選別機普及と良質米の生産に大きく貢献している。
なお、中小企業庁長官奨励賞を受賞した社員は、次の6人(敬称略、上写真)。
▽河村陽一(技術本部選別・計測グループ選別チーム主幹研究員)
▽景山正志(同部乾燥・調製G調製T主査)
▽川口直樹(同部乾燥・調製G乾燥T主査)
▽山口陽理(同部乾燥・調製G調製T主幹研究員)
▽土井貴広(同部選別・計測G選別T主幹研究員)
▽松下忠史(同部選別・計測G選別T主査)
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