国際海事展にバラスト水生物検査装置を出展 サタケ2016年4月5日
(株)サタケは、4月13日~15日の3日間、東京ビッグサイトで開催される国際海事展「SEA JAPAN2016」に、バラスト水生物検査装置を出展する。
「SEA JAPAN」は、2年に1回開催される国内最大の国際海事展だ。海事産業の最新技術・サービスなどが出展され、国内外の業界関係者が多数来場する。サタケは、バラスト水中の生物数を簡単に測定できる「バラスト水生物検査装置」を出展する。
バラスト水とは、船舶の安定性・復元性を保つための重しとして船底に蓄えられる水で、積荷が少ない場合は船底内に取りいれ、積荷が多い場合は船外に排出される。
国際航路を運航する船舶のバラスト水については、有害水生生物や病原体が、本来の生息域外に運ばれ排出されることによる生態系への影響という問題があり、国際海事機関は2004年2月にバラスト水管理条約を採択した。
同条約では、バラスト水中の生物個体数について排出基準が定められている。サタケはバラスト水中の生物数を推定するため、独自の分析手法「Pulse countingFDA」を開発し、2015年5月に国際海事機関第68回海洋環境保護委員会において承認された。
バラスト水管理条約の発効要件は、30カ国以上の国が批准し、その合計商船船腹量が、世界の全商船船腹量の35%以上となった日の12カ月後だ。2016年3月現在で批准国は49カ国、商船船腹量は34.82%。
今後、間もなくと思われる同条約の発効に伴い、寄港国検査を実施する各国官庁や、船舶会社によるバラスト水生物検査装置の需要が見込まれている。
本件に関する問い合わせは、(株)サタケ 産業システム1課TEL:082-420-8558まで。
(写真)バラスト水生物検査装置
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