春夏ユニフォーム展示会開催 (株)サーヴォ2020年2月12日
制服のレンタルサービス業界を牽引する、ユニフォームの総合メーカー(株)サーヴォは2月6日、東京都内で、春夏用の新作ユニフォームの総合展示会を開催した。
賑わう展示会のようす
(株)サーヴォは、2019年9月にサンペックスイスト(株)から社名変更を行った。総合展示会では、すでに制服を導入している組織をはじめ、導入を検討している企業など、およそ800人の来場者で賑わい、今年2月までにカタログで紹介された今年の春夏用のユニフォームが多数展示された。
今回の大きな見どころは、食品に関わる現場向けのHACCP(ハサップ)支援ユニフォームだ。
背景は2019年6月、政府により食品衛生法等が一部改正となり、HACCPに沿った衛生管理が制度化されたことだ(施行は2020年6月)。
同ユニフォームの特長は、
1:異物混入対策として、密閉性を高め、帽子・上着に毛髪落下防止ネットをつけていること。
2:アンチウイルス加工として、デオファクター加工を施し、汗を吸収しても臭わず、抗ウイルス効果がある。特筆すべきは、ウイルスを接種した繊維のウイルスの数が、25℃で2時間放置後に1000分の1以下に減少しなければならない、という(一社)繊維評価技術協議会の試験基準の厳しいSEKマークの製品認証を受けていることだ。
3:ユニフォームのカラーバリエーションを用意し、厨房・調理場等、ゾーン別にユニフォームで色分けし、スタッフの出入りを厳重に管理することで食品工場内の交差汚染(例えば、調理済みの食品が、原材料と交わって微生物や病気因子によって汚染されること)を防ぐことができる。
4:信州大学繊維学部感性工学コースと共同開発し、"動作感"と"着用感"にこだわり、動きやすく、着る人のストレスを軽減することにも重点を置いている。
HACCP支援ユニフォーム
他にも注目が集まったのは、同社が特許を取得した、履いたまま折り込むだけで裾上げ可能(5cm×3回まで)なロールイン・パンツだ。世界的に求められている「サスティナブル」仕様の商品で、導入先のスタッフが交代しても、ユーザー自身で丈調整ができる。
特許取得したロールイン・パンツ
このほか多数の商品が展示され、新作を目にしたり触れたりして、導入について真剣に検討する姿がみられた。
同展示会は2月13日に大阪で、2月18日には福岡で内覧会を開催予定だ。企業・JAの方は、これを機にユニフォームの導入を検討してみてはいかがだろうか。
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