夏ネギから冬ネギまで使える「大河の轟き」が一等特別賞 トキタ種苗2020年2月26日
「第67回千葉県野菜品種審査会(ネギ・秋冬どり)」が2月18日、千葉県横芝光町で開かれ、トキタ種苗が開発した長ネギ「大河の轟き」が、一等特別賞に選ばれた。
作型は、定植が8月6日と酷暑期からの厳しいスタート。夏越し中の欠株で補植した他社の品種もある中、「大河の轟き」は補植せず、残存率は95%を保った。
数多く残存したものの中でも秀品率(A品)は、「大河の轟き」が83%に対し、他品種は約50%のものもあったという。
「大河の轟き」は分けつの発生もなく、品種の特長である、肥大性、伸張性を実証した。今年の陽気で抽苔の発生も早いが、「大河の轟き」は問題なし。同社では、「暖地の年明け収穫作型の産地にも広く使ってもらえる品種」としている。
◎大河の轟き
<特性>
・育苗時にも育てやすく、葉先れも少なく安心して見ていられる。
・葉は濃緑色でコンパクト。首が固く締まる。
・湿害に非常に強く、夏越し性が高い。
・暑さによる草勢の衰えからの回復が早い。
・ヌルが少なく皮むき適性が高い。
<播き時期>
高冷地:1~4月まき、7~12月どり
一般地:11~4月まき、7~3月どり
暖地:3~6月まき、7~2月どり
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