2025年まで年平均成長率24.2%で成長見込み 農業用ロボット・メカトロニクス市場調査2020年4月16日
グローバルインフォメーション(神奈川県川崎市)は、市場調査レポート「農業用ロボットおよびメカトロニクスの世界市場:成長率、動向および予測分析」 (発行:Mordor Intelligence LLP) の販売を4月15日から開始した。
◆市場概況
レポートによると、農業用ロボット・メカトロニクス市場は、2020年~2025年の予測期間中に24.2%の年平均成長率(CAGR)を記録すると予測。地域別では、2019年の最大セグメントは北米だった。
大規模の産業用屋内農場は、アクアポニックスを使用している。これは、ほぼすべての淡水をリサイクルし、農薬の使用を回避できるハイテク配管とろ過システムで、室内農業とロボットの組み合わせにより、作物の生産能力を高める可能性が期待されている。これにより、農業用ロボットとメカトロニクス市場をある程度牽引すると見込まれている。
熟練労働者の不足、農家の高齢化、農業を魅力的な職業と思わない若手農家など、さまざまな理由により、世界中で労働力の大幅な減少が見られる中、農業経営の自動化への傾向が奨励されている。
◆調査範囲
農業用ロボットやメカトロニクスは、作物や動物の感知、除草や掘削、自律システム技術をトラクターなど既存の農場操作機器への統合、農作物収穫ロボットシステムや、複雑で巧妙な操作や関連産業の運用で農家をサポートする。
同レポートでは市場セグメンテーションとして、農業ロボットおよびメカトロニクス市場について、自律型トラクター、無人航空機(UAV)、搾乳ロボットなどのタイプに分類。また、作物生産、畜産、森林管理、その他のアプリケーションなどに分類している。さらに、世界の上位16市場の地理的分析も提供している。
◆主な市場動向
無人航空機(UAV)やドローンは、使いやすく低コストであるため、時系列アニメーションの作成に使用でき、作物の正確な発達の把握が可能。
特に、新世代の農業用ドローンは技術的に進歩しており、害虫駆除、土壌や作物の状態の監視、マッピング、作付面積や作物の種類の推定をサポートできる。これらの無人偵察機は、人間が評価する可能性が限られている地域の調査にも対応している。
この技術は、農家が一般的な検出方法を使って、農薬などの投入用途を計画し、モニタリングコストを削減するのに役立つ。
ドローンを使用した農場の効果的な評価は、予測期間中に無人航空機を導入すると期待される農家の全体的な収益性向上に役立つと期待される。
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