スガノ農機、オラクルのSaaSで営業管理と予実分析をデジタル化2021年1月14日
1917年創業のスガノ農機(茨城県稲敷郡)は、日本オラクルのセールス・クラウド「Oracle CX Sales」と営業部門向け予算管理クラウド「Oracle Sales Planning and Performance Management」を使い、営業管理と予実分析をデジタル化することになった。日本オラクルが1月13日、発表した。スガノ農機は、営業部門向け予算管理クラウドによりデータドリブンな意思決定の基盤を構築する。
スガノ農機は、健康で安全な作物を育てるため、その作物の根が成長する土中環境を考える土づくりの重要性に着目した農業機械を製造し、全国に販売している。
同社は、代理店経由で農業用機械を販売する中で、自社の顧客情報と代理店の情報が一元的に管理されていないことや、商談、営業活動状況が可視化されていないことが課題になっていたため、「Oracle CX Sales」を導入。商談や営業プロセスを見える化した。
「Oracle CX Sales」の活用による営業活動状況の見える化を進める中で、営業担当、製品やエリア別などの多様な軸で営業活動・売上を分析することや、予測などデータに基づく戦略立案の重要性が高まってきた。また、「Oracle Sales Planning and Performance Management」を導入することで、特定地域への訪問数や受注金額の推移から営業活動の影響度合いを分かりやすくグラフ化。販売力のある代理店の一覧や、地域別売上比較、代理店別の製品売上の分析・予測が可能になり、さらなる経営強化をめざす。
スガノ農機の渡邊信夫社長は「日本の農業は大きな転換点を迎えており、農作業機メーカーの取り組むべき課題も変化しており、変化に対応すべくデータに基づき最適な意思決定を支援する売上・予実管理が必要とされていた。今後は、意思決定プロセスのデジタル化をオラクルのSaaSを活用し推進していく」と話している。
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