兵庫県でLevel3飛行による鳥獣害調査 国産ドローンを提供 ACSL2021年3月16日
(株)自律制御システム研究所(ACSL)は、兵庫県たつの市で3月10日~11日に行われた補助者無し目視外飛行(Level3)による鳥獣害調査に国産ドローン(ACSL-PF2)を提供。同取り組みは、兵庫県「令和2年度ドローン先行的利活用事業」の事業テーマ「鳥獣対策(シカ等の生息状況調査)」の一つで(株)T&Tが実施した。
赤外線カメラで撮影。赤丸はニホンジカを確認できた場所
近年は、鳥獣害対策にドローンを活用する例もあり、鳥獣の個体数や生息域の調査や追い払いなどに活用されている。人が踏み入れにくい山間部での調査にドローンを用いることで、人手による労力やコストを削減し、より広域の調査を短時間で実施することが可能となる。
ACSLは国産の産業用ドローンを開発しており、物流、インフラ点検、災害等、様々な分野で採用されている。ドローンの制御を担うフライトコントローラを自社で開発しており、セキュアで安心なドローンの社会実装を推進。特に、全国的にも事例の少ない補助者無し目視外飛行(Level3)で、多くの実績を積んできた。こうした経験を活かし、同取り組みでは国産ドローンの提供と飛行のサポートを実施した。

<取り組み概要>
実施日:3月10日~11日
場所:兵庫県たつの市(播磨科学公園都市)
目的:シカ等の生息状況調査について、以下の2点を検証。
・ドローンを用いた空撮調査の優位性(安全性、効率化、高精度化)
・さらに、LTE通信を用いたレベル3飛行による遠隔地調査の効果
内容:播磨科学公園都市内でLTE通信を用いたドローンの遠隔操作と映像の伝送を行い、日中における都市内のシカ等の生息状況について、赤外線カメラを用いて調査。
<結果>
徒歩では入ることが難しいエリアの上空75メートルからドローンで撮影し、ニホンジカを確認。4K可視光カメラではニホンジカを確認することができなかったが、赤外線カメラを使うことで、対象の判別が可能であることが分かった。
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