香川県三豊市とデータ駆動型の農業など包括連携協定を締結 ちとせグループ 2021年6月1日
香川県三豊市とバイオベンチャー企業群のちとせグループ は、三豊市内におけるデータ駆動型の農業とヘルスケアの取り組み推進に向けた包括連携協定を締結した。同協定に基づき、三豊市の持続的で高品質な農業の推進や市民一人ひとりの健康増進にちとせグループが有するバイオの知見と技術を活かしていく。
香川県三豊市とちとせグループが連携協定を締結
三豊市は、人口減少と少子高齢化問題を直面しながらも持続発展するまちであり続けるために、デジタルファーストを宣言。AI・ICT等の先端技術、5Gなどの次世代移動通信システムなど、急速に進化するデジタル領域の力を最大限に活かす施策を展開している。基幹産業の農業分野では、高い収益性を確保した生産体制・流通の仕組みを構築するとともに、新しい技術を積極的に導入し、暮らしの安定や豊かさを実現できる魅力とやりがいのある農業をめざしている。
ちとせグループは、千年先まで続く豊かな世界の実現に貢献するため、化石資源中心の消費型社会からバイオマス資源基点の循環型社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っている。微生物、藻類、動物細胞などの"小さな生き物"を活用する技術に強みを持ち、国内およびマレーシア、シンガポールなど東南アジアで農業や食品、エネルギーなどの幅広い分野で事業を展開。また、腸内環境に起因する健康増進をデータ駆動で実現するための新たな事業領域でも、行政と連携しながら当テーマの産業化を牽引している。
データ活用において先進的な取り組みを推進する両者は、ちとせグループが保有する土壌の生物性を軸とした土壌データの測定/解析技術と、ヘルスケア分野におけるデータ利活用の取り組みの知見が三豊市の目指す「デジタルファースト」の多面的な展開と親和性が高いことから、協定を結び具体的な動きを進める。
農業分野では、ちとせグループが持つ土壌の生物性に焦点を当てた微生物視点での土壌環境調査を通し、市内生産地の土壌データを確認しながら、生物性の豊かさが認められた生産者に「千年農業」認証を行い、市内生産物のブランド化や新規販路開拓に結び付けることを検討。また、三豊市が取り組んでいる市内の耕作放棄地を再活用した薬用作物の栽培に関しても、ちとせグループの土壌環境調査の知見・技術を活用し、栽培の確立をめざす。ヘルスケア分野では、今後市内の課題を両者で整理していく中で、市民の健康増進に繋がる取り組みを進める。
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