世界のバイオ肥料市場 2027年までCAGR11.6%で成長の見込み2021年7月20日
市場調査レポートプロバイダーのレポートオーシャンは7月17日、世界のバイオ肥料市場に関する新レポートを発行。2020年から2027年の予測期間に、11.6%以上の成長が見込まれている。
世界のバイオ肥料市場は、2019年には約21億米ドルとなり、2020年から2027年の予測期間には11.6%以上の成長率が見込まれている。
生きた微生物で構成されるバイオ肥料は、植物のさらなる成長のために栄養分の供給を増やすのに役立つ。バイオ肥料を種子や土壌、植物に与えることで、土壌中の窒素濃度を補正し、植物の適切な成長をサポート。世界のバイオ肥料市場は、新型コロナウイルスの影響で、様々な国で一時的に閉鎖されるという課題に直面した。米国政府は新型コロナウイルスの発生を受け、夏蒔きシーズンに農家が土壌の栄養素を利用できるようにするための計画や取り組みを導入。また、インドの化学肥料省は、肥料部門の改革と高成長を実現するためのロードマップを作成するチームを構成した。有機食品産業の成長、政府機関による取り組み、現代農業における持続可能性の必要性に関する意識の高まり、化学肥料の使用による危険性、牧場や個人農場におけるバイオ肥料の使用の増加などが、予測期間における市場の成長の要因となっている。
世界のバイオ肥料市場の地域分析は、アジア太平洋、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、その他の地域などの主要地域について考察。北米は、消費者の間で有機食品が受け入れられていることから、世界でも有数の重要な地域となっている。一方、アジア太平洋地域は、2020年から2027年の予測期間において、最も高い成長率/CAGRを示すと予想されている。
同レポートに含まれる主な市場参加者は以下の通り。
ノボザイムズA/S
ナショナル・ファーティライザーズ・リミテッド
マドラス・ファーティライザーズ・リミテッド
グジャラート州肥料・化学品公社(Gujarat State Fertilizers & Chemicals Ltd.
ラシュトリヤ・ケミカル&ファーティライザーズ・リミテッド
ベガラブ S.A.
Chr.Hansen Holding A/S
キワバイオテック
リゾバクター・アルゼンチーナ S.A.
T.Stanes & Company Limited
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(167)食料・農業・農村基本計画(9)肥料高騰の長期化懸念2025年11月8日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(84)グルコピラノシル抗生物質【防除学習帖】第323回2025年11月8日 -
農薬の正しい使い方(57)ウイルス病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第323回2025年11月8日 -
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日


































