創立70周年記念事業に協力で 北海道更別農業高校を表敬訪問 三菱マヒンドラ農機2022年8月12日
三菱マヒンドラ農機は8月2日、創立70周年記念事業で協力している北海道更別農業高等学校を表敬訪問し、同社の齋藤徹社長が伊與部明校長先生らと同事業の意義などについて対談を行った。
2日に行われた三菱マヒンドラ農機から北海道更別農業高校への表敬訪問で
同社は、北海道更別農業高校の70周年記念事業として行われる同校の生徒94人による、ひまわり地上絵の制作と緑肥の鋤き込み体験に協力。同社のGPSを用いたトラクターと作業機の最先端マッピング技術が、同校から評価されたことから同事業に参画している。
今回の対談の中で伊與部明校長は「十勝は本州に比べると広いほ場を持っており、GPSによるスマート農業の良さを発揮しやすい地域だと思う。地域の企業と強く連携を持ち、子どもたちにも最先端の技術や機械を学んで欲しい」と語った。これに対し、同社の齋藤社長は「農業に対する従来のイメージを変える意味でも、生徒さんにスマート農業への関心を持ってもらうことは非常にいいこと。農業に対するイメージが向上して、『農業で旗揚げしよう』という気持ちになって頂ければ、北海道の農業、ひいては日本の農業も活気付いていくのではないか」と話し、日本中で農家の担い手や人手不足が深刻化している中、今回の活動の意義について語った。
十勝地域は、3割が火山性の土壌でリン酸吸収係数が高い地域で、肥料でリン酸をまいても多くが土壌に吸収されてしまい、作物が吸収しにくいと言われる。そこで、今回の取り組みでは、リンの吸収を促進する菌根菌を集める力が強く、地域の景観向上にも貢献できるひまわり緑肥を使うことにした。
また、緑肥の播種をISOBUSiやセクションコントロールiiなど、最先端の農業技術を使ってほ場アートを作ったり、ひまわり緑肥の鋤き込みに使うディスクハローの試乗体験を提供。SNSでの発信活動など行う中で、生徒により多くのことを学んで欲しいという思いが込められている。
現在のひまわりアートの様子
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