「シンプル設計・高品質・低価格」農業用新ドローン「TSV-AQ3」提供開始 東光鉄工2023年2月28日
産業用ドローンの国内メーカー、東光鉄工(秋田県大館市)は、新型農業用ドローン「TSV-AQ3」を販売開始。3月1日から予約を受け付け、4月下旬から順次提供を開始する。
新製品「TSV-AQ3」
資材価格の高騰や慢性的な人手不足など農業を取り巻く厳しい状況が続く中、「安くて丈夫なドローンがほしい。それも長期サポート付きの安心安全な国産ドローンがほしい」という農家や営農者の声に応え、同社はコストダウンを追求し、コストパフォーマンスに秀でた新製品「TSV-AQ3」を開発した。
「TSV-AQ3」は、「シンプル設計」「高品質」「低価格」を開発目的に、ドローンメーカーとしての長年のノウハウを結集した国産の農業用ドローン。省力化にもこだわり、液剤散布と粒剤散布のタンクは工具不用のスライド式で簡単に交換ができる。
機体は丸洗いOKで作業後の負担も軽減。散布作業に必要な構成を標準セットとし、セット価格149万8000円(税別)。国内メーカーならではの「長期7年サポート」で、導入後も長く安心して使用できる。
セット内容
◎「TSV-AQ3」の特長
特長1:初めでも安心な操縦サポート機能
A-B点モードによるセミオート(自動飛行)、T-assist(直進固定)による散布アシスト機能を標準搭載。さらに高度センサーが穂の高さを読み取り、散布に適した高度調整を自動で行う。シンプル設計ながらも、しっかりと操縦をサポート。
特長2:散布品質を向上させる粒剤散布装置
標準セットに含まれるニックス製の「粒剤散布装置」は、肥料・薬剤・種子のすべての散布に対応(粒剤の使用範囲:粒径0.5~6.0mm)。また、条蒔きでの散布も可能で播種、葉物類への散布にも有効。詰まりにくく、圃場の端まで均一に散布が行え、品質の良い散布をアシスト。液剤と粒剤の散布装置の交換はスライド式で、簡単に交換が可能。
特長3:これまでの技術ノウハウを結集して高いコストパフォーマンスを実現
搭載する機能を厳選し、コストパフォーマンスに秀でた製品に仕上げた。また、散布作業に必要な器材をセット販売することで、設備投資の悩みを価格面から支援する。
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