宮城県登米総合産業高校でドローンによるスマート農業 授業で実演 ナイルワークス2023年6月14日
ナイルワークスは5月22日、宮城県登米総合産業高等学校のスマート農業に関する授業で、ドローンによる除草剤散布の実演を行った。
登米市は環境保全米発祥の地。登米総合産業高校では、稲作農業に関わる仕事に関心を寄せる生徒が多く、「農業をやる人が少なくなってきているので、自分は農業をして、祖父の家の農業を継ぎたい」「母の実家では、色々な種類の野菜や水稲を栽培。自分も農業の知識をつけたい」など夢を語る生徒も少なくない。そこで同校は、教科書でも取り上げられつつあるスマート農業を学ぶ授業として農業科の2年生約30人が、田植えを体験し、ナイルワークスによるドローンの除草剤散布を見学した。
スマートフォンのボタンを押すだけでドローンが自動で飛行し、除草剤を散布する様子を目の当たりにした生徒からは、「少ない人数でも、広い面積で農業ができるのはすごい」「昔は、農作業の全部を手作業でやっていたそうですが、これからは、すべてスマート農機でやることができたら、面白そう」という声があがった。
当日、授業で実演した同社のスタッフは、「農作業に大変な労力がかかっていた時代から、自動飛行ドローンを活用することで、女性の私でも簡単に除草剤散布ができる時代になっている。未来を担う高校生が、最新の農業の取り組みに対して理解を深め、農業に夢や希望を持ってもらえたら嬉しい」と話した。
ナイルワークスは2015年に創業したベンチャー企業。地域の農業を支える未来のリーダーとなる高校生との交流を機に、その価値観や社会に求めるものを吸収し、製品・サービスの創造や改善にも挑戦している。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日