ECOマーク認定取得 生分解性2サイクルエンジンオイル発売 中京化成工業2024年6月14日
石油製品加工メーカーの中京化成工業(愛知県刈谷市)は、ECOマーク認定取得した2サイクルエンジンオイル「ペリコ2サイクルECO」を開発。各官公庁に納入実績があり、今後は一般ユーザーへの販売を見込んでいる。
同社は、グリースメーカーとして1948年に名古屋市で創業。現在は日本で唯一の潤滑技術と離型剤技術を融合させた石油製品加工メーカーとして、自動車産業の街である刈谷市に本社・工場がある。
芝刈り機やチェーンソーなどで使われる多くの2サイクルエンジンオイルは鉱物油をベースオイルとして製造されている。鉱物油は自然界において分解されにくく環境影響性が高いため、これらを使用する際、オイルの飛散や排ガスの放出が環境汚染の懸念とされていた。
こうした問題の解決策として、合成油(エステル)と特殊添加剤を絶妙なバランスで配合したSDGs対応環境配慮型生分解2サイクルエンジンオイル「ペリコ2サイクルECO(N)V7」を開発した。同製品は、FCカテゴリー(JASO M345)でありながら、生分解性試験 (OECD301B)にて28日間で60%以上の生分解度を示す。また、環境でも分解されやすいため「エコマーク」の認定も取得している。
納入実績としても官公庁への実績があり、同社はさらなる販路拡大に乗り出した。開発担当者は、「『油=環境に悪い』というイメージを払拭したく、全く新しい製品を自分の手で作りたいという熱い思いから始まった。幾度となく失敗を繰り返しながらも成功するまで諦めない気持ちで製品を完成。一目で環境にやさしい事が伝わるエコマーク認定もいただき、今後もSDGsを推進し、人と油と環境の共存を目指したい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日